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【レポート】神明神社の祭礼2024年<京都府京都市>

鵺退治のやじり

平安末期、天皇の御所に現れる奇怪な生物『鵺:ぬえ:』を退治したのが源頼政。
(1104年生誕、1181年5月26日没)

鵺については境内にイラストが貼られています。
ぬえ

神明神社には鵺退治に使用したとされる鏃:やじり:が奉納され、現在では毎年9月第二土曜日とそれに続く日曜日が祭礼の日で、この二日間だけ鏃を見ることが出来ます。
源頼政奉納

駒札

注目

※普段は鏃の写真が展示されています※
祭礼日以外

工程

◆第二土曜日
鏃の展示:9時半頃〜12時頃
神事:10時〜10時20分頃 椅子無し
玉串奉奠:全員
神職の方:1名
神事後:お茶を一杯いただいて自由解散

◆翌日曜日
鏃の展示:9時半頃〜12時頃
神事:10時〜10時35分頃 椅子有り
玉串奉奠:全員
神職の方:2名
神事後:直会が11時頃まで

各日の詳細は下記に記します。
個人的な感想ですが、ゆっくりお参りするなら土曜日。神社の方のおすすめは日曜日です。

祭礼1日目 第二土曜日

9時35分頃の到着すると地元の方が数人いらっしゃいました。
鳥居を潜って左側の建物内に鏃などが展示されています。
弓の写真も

10時になると順番に手水社で清めます。手拭きの紙も用意してくださっています!
手

普段は閉じられている扉の内に入れて、神事が執り行われました。
※1日目の祭壇を取り忘れたので2日目の祭壇の写真
果物など

普段は下記の状態です。
通常

順番に玉串奉奠。
神事後はお茶一杯いただいて自由。

この日は20分ほど、約10人でした。
鏃の写真を撮ったり、地元の方に質問したりゆっくりお参りできます。

祭礼2日目 翌日曜日

日曜日は本祭で地元の方も土曜日より多くお参りされ、椅子も準備されていました。
折りたたみいす

鳥居の下に子供神輿も。
今は担ぐ子供がいないため置いてあるそうですが、過去には町内を神輿が通っていたそうです。
参道

拡大

鳳凰?

10時になると本殿の左側の通路で手を清め、神事へ。

この日、神職の方は2名でいらっしゃいました。
CDラジカセを使用し、ところどころ雅楽の曲も流しながら神事。
神職の方

この日も全員で玉串奉奠。

10時30分頃に神事が終わると速やかに長机が用意され、直会が始まりました。
用意

御神酒、お茶、ビール、お菓子など。
地元の方でなくても参加できるようで「どうぞ」と椅子に座るように促されました。
ありがとうございます!!
お茶も

11時頃に直会は終了。
12時頃までは引き続き鏃も公開されています。

御朱印

御朱印は日付なしの書置きのみ。祭礼日以外にも設置されていて、お代は賽銭箱へ。
鏃が可愛い。
さくら?も

普段は由緒と共に台の上に用意されています。
右下

鵺関連のおすすめ

①鵺退治の鏃を洗った鵺池と鵺大明神は二条城の近くの二条公園に。
北西へ約3km
https://genpei.sakura.ne.jp/genpei-shiseki/nueike/

②射落された鵺を祀る鵺塚(大阪市)
https://genpei.sakura.ne.jp/genpei-shiseki/nueduka_o/

③同じく射落された鵺を祀る鵺塚(兵庫県芦屋市)
https://genpei.sakura.ne.jp/genpei-shiseki/nueduka_bashi/

まとめ

頼政が奉納した鏃が見られる貴重な機会。

どなたでも参加できますが、玉串の作法に慣れていない方は動画などで事前に練習しておかれることをお勧めします。

神事に間に合わなくても鏃は12時まで展示されています。

二日間あり、四条駅から徒歩約5分の街中の神社ですのでお参りしやすいのも有難いです。

神事を執り行っていっらしゃるのは文子天満宮さんです。
文子天満宮ホームページ→https://www.ayakotenmangu.or.jp/custom1.html

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