現在のぺージ
Home > _行事参加報告 > 上総国一之宮 玉前神社<千葉県長生郡>

上総国一之宮 玉前神社<千葉県長生郡>

崇拝

上総広常はこの玉前神社を崇拝していました。

上総広常は現在の千葉県北部や茨城県南部辺りに大きな勢力を持つ豪族で、平治の乱では源義朝軍として戦いましたが、義朝軍は敗北。
義朝の息子・頼朝は伊豆に流され約20年後に挙兵。
石橋山合戦で敗北し安房に逃れてきた頼朝が先ず頼ったのが上総介広常と、そのはとこにあたる千葉常胤でした。

平姓ですが、一般的には上総広常で知られており、玉前神社では3月に『上総権介朝臣 広常公 慰霊祭』が行われています。(このページの真ん中くらいに慰霊祭のレポートがあります)

雨の日

5月

上総広常との関わり。
色々

こちらが上総廣常の顕彰碑。
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で広常が討たれてから約1ヶ月後の写真で、多数のお酒がお供えされています。
お供え

説明には鎧一領と書状を添えて頼朝や東国太平を祈ったとされています。
説明

解説板より
平廣常顕彰碑

町内の高藤山城が居城と伝えられている上総権介平朝臣廣常は、三代に亘り上総國を支配した武将である。

源頼朝が鎌倉幕府を興す際の功労者の一人であったが、謀反の企てがあると頼朝が疑心を懐き、かつまた、生来の傲慢さも不興をかって寿永2年(1183)12月に謀殺された。

しかし、実のところは同年7月に廣常は当社に鎧一領とこの石碑に記された書状を添えて、頼朝の心願と東国太平を祈願していたのだった。

石碑は廣常の玉前神社への篤い信仰を顕彰したもので、表に当社への祈願文を、裏には廣常の行跡が記されている。

この文書や鎧は戦国期の争乱で焼失した。

平成11年9月
玉前神社

その書状の内容が石碑に刻まれています。
これがその文

背面は広常について。
読むのが大変

参拝したのは2022年5月。特別展示も見れました。
特別

特別展示はこの待合所内。
休憩

上総権介 朝臣 広常公 慰霊祭

玉前神社のホームページの年間行事3月に「上総権介朝臣広常公慰霊祭」の文字を見付けて2023年に見学してきました。
ホームページによると11時頃とのことでしたが、実際は10:45頃~11:05頃まででした。
※ホームページ情報を頼りにうかがいましたが、時間は神社に確認した方がよさそうです。

10時20分頃に到着するとすでに用意が整っていました。
準備

慰霊祭の日は春分の日。
何故か本殿へのお参りの方が列をなしていて、私が帰るころには一の鳥居の近くまで列が伸びていました。
行列

そんな中、私は上総広常の限定御朱印(書置き)をいただき、巫女さんに慰霊祭は写真撮影可能か確認
限定

まだ時間に余裕があると思ってトイレから戻ってくると丁度慰霊祭が始まりました。あれっ?!ホームページには11時ころからと書かれていたのに…まだ10:45。危ない危ない。
これを見逃すと何の為に遠方から来たのか…

慰霊祭は関係者のみでされていて、一般人は周囲で見ていました。
多くの方は本殿へお参りが目的のようで、 慰霊祭を見学しているのは数人
関係者

神職

祝詞奏上

巫女さんの舞が大変美しかったです。急に始まったので途中からです。

宮司さんのご挨拶で締めくくりがあり、関係者の方々はこの後参集殿で記念品を受け取られていました。

お供えには鯛も。
豪華

終了後、神社の方になぜ春分の日に行われているのか質問したところ「祝日で集まりやすいからです。特に意味はありません」という返答でした💦
そうなんですね(;・∀・)神事は見ているだけでしたが、ありがとうございました。

大河ドラマ・鎌倉殿の13人で広常の最期が放映された時のSNS上は #上総介を偲ぶ会 のハッシュタグも登場し、なかなかすごいことになっていたのに約1年後の慰霊祭は割とひっそりと神社の片隅で行われている印象だったのが複雑でした。

前述した御朱印がこちら。
嬉しい

その他にも色々。
情報は上総國一之宮 玉前神社公式X(旧Twitter)などでご確認ください↓
https://twitter.com/tamasaki_jinja
色々

その他

近くの木に貼られている歴史クイズ。
一宮町

2023年は全国的に桜の開花が早い年で3月21日に3分咲き?でした。
開花が早い年

芭蕉さんはここにも。
IMG_0049

IMG_0047

駅からも比較的近いのは有難いです。

住所
千葉県長生郡一宮町一宮3048
交通
JR「上総一ノ宮」駅から西へ8分

地図

参拝について
境内自由
参拝目安時間
15分~
お気に入り度
★★★★★
参拝日
2022/5/14、2023/03/21
公式ホームページ
3月21日(春分の日)には『上総権介 朝臣 広常公 慰霊祭』が行われている
https://tamasaki.org/photo/gyouji02.htm#a02

駅

Share
Top