平重盛が亡くなる約2年前の治承元年(1177)に建立。
1600年代に移転し、現在は尼崎の寺町と呼ばれる寺院が集められた場所の一角で平重盛の菩提所となっています。
先ずは門前の『平重盛と専念寺 要略』
※この画像の下に三分割拡大しています。
ちなみに最後の行の「寺江停跡」は2駅ほど東です。
尼崎市今福 | 藤原邦綱の別邸 寺江亭跡 >> |
藤原邦綱 高倉天皇 安徳天皇 他多数 |
観光寺院ではないため、事前に連絡をいただければ助かりますとのこと。
↓連絡先は専念寺ホームページを参照
http://hccweb1.bai.ne.jp/akamon-sennenji/
お寺の方がいらっしゃれば事前連絡なしでも拝観可、御朱印もいただけます。
左上に「平重盛菩提所」の御朱印です!!
拝観は寺務所へ。
下記写真の右奥に祀られているのが平重盛の念持仏です。
※撮影許可いただいています
左側の奥が十一面観音菩薩。
平重盛が帰依した法然上人(浄土宗の宗祖)の像も。
拝観ありがとうございました(^^♪
3月上旬に訪れた時は花もキレイです。
解説板より
十劫山 正覚院:じっこうざん しょうかくいん:
当寺は平安時代末、平重盛が法然上人に帰依し、同上人の弟子西仙房心寂:さいせんぼう しんじゃく:を招いて治承元年(177)、東長洲に建立したと伝えられています。
本尊は阿弥陀如来、両脇には善導大師(中国唐代の浄土教祖師)と圓光大師(法然上人)像が安置されています。
元和年間(1615~24)尼崎城築城に伴い現在地へ移転しました。
平重盛の菩提所となりましたので、朝廷から朱塗りの山門を許されたと伝えられ、山門に朱色を施して通称「赤門の寺」とよばれています。
山門は本柱の内方に控柱二本を建て切妻屋根をかけた簡素な門である藥医門ですが、当寺の山門はその代表的な形式を持ちながらも表門としての風格を備えています。
当寺には数多くの仏像が残されています。
中でも観音堂本尊の十一面観音立像は、宝塚市中山寺の本尊と同一作者によると伝えられています。
拝観時に由緒をいただきましたが、個人的には門前の内容の方が詳しいと思います。
前述の『平重盛と専念寺 要略』もここにありました。
※この掲示物は2019年11月9日
基本的に毎年9月に平重盛忌 法要が行われており、どなたでも参列できるそうです。
日時は年により異なり、日にちが近づけば門前に日時を張り出されるそうですが、直接問い合わせても良いそうです。
参考までに
2019年は9月5日14:00~
2020年は9月15日 ※檀家さんのみ
2023年は9月15日14時~15時予定
2020年1~2月完成予定で境内に観音堂が現在工事中です。
バリアフリーで靴のまま入れるそうですので、完成した際にはお参りして報告したいと思います(^^♪
2020年2月22日に開催された平家と尼崎ツアー。
神戸・清盛隊の重盛様(黄)と知盛様(黒)です。
ツアー前に重衡様(紫)による歴史講義もありました。
とてもわかりやすい内容です。
歴史講座で紹介があった薪能「船弁慶」は知盛様が亡霊になって義経たちの船を沈めようとする話。
神戸・清盛隊の知盛様が「今でも義経が船旅をしていたら(亡霊になって)出てやろうと思っています」にめっちゃウケた(≧ε≦o)
また尼崎ツアーの開催をしていただきたいです。