燈籠大臣とも呼ばれる平重盛は小松谷に燈籠堂を建立し、毎月14、15日に若く美しい女房288人を6人ずつ一間に座らせ念佛供養を行ってあたました。
平家都落ちの時に平家一門の邸宅は焼き払われましたが、燈籠堂は残りました。(平重盛はその4年前に病死)
その燈籠堂が前身となり後に2度移転し、この写真の場所に移ったそうです。
(解説板がないため、書籍『源義経と源平の京都』(ユニプラン)を参考にしました)
そして2020年にはさらに……まずは2014年当時の写真から。
観光寺院ではないため、門外から碑を拝見しました。
「内大臣平重盛公之碑」ですが、松の枝で「内」が隠れて見えませんでした…
見上げると瓦には揚羽蝶紋が!!
このページの写真は2014年ですが、徒歩30秒ほど南に移動した場所に移転およびホテルと一体化するそうです。
■京都新聞2019年2月21日記事■
「平重盛が創建の寺院とホテルが一体化、京都に登場へ」
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/3830
そして、2020年9月28日開業予定だそうです。
■京都新聞2020年6月20日記事■
「1階は寺、2階からは…ホテル! 「朝のお勤め」「写経」もOK、9月開業」
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/284829
別件ですがここから南へ2km強、平重盛の別邸・小松殿の庭であったと伝わる「積翠園」も以前は東山武田病院の庭でした。
2016年秋にはフォーシーズンズホテル京都の庭園(https://www.fourseasonskyoto-weddings.com/garden.html)へと生まれ変わりました。
開業は秋…世の中からウィルスが落ち着いていることを願うばかりです。