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【レポート】白拍子・妓王命日法要2024年<滋賀県野洲市>

妓王の命日法要

妓王寺では毎年8月25日に平清盛公 大のお気に入りの白拍子・妓王の命日法要がおこなわれています。

※一般的には祇王ですがこのページでは野洲市の妓王寺と同じ「妓王」表記で統一します
野洲市の妓王寺

妓王は妹・妓女、母・刀自と一緒に裕福な生活を送っていました。
清盛公に欲しいものを聞かれ、水不足で苦しむ故郷をなんとかしたいと願い、作られのが祇王井川。

その妓王に感謝して現在も10ヶ村12自治体の方々で法要をされています。
2024年は約30名が参加、野洲市長さんもいらっしゃっていました。

※一般も参列可能ですが、建物内へは関係者や地元の方が優先のため参列は事前問い合わせをおすすめします※

野洲市観光なび!ホームページに問い合わせ先が記載されています。
https://www.yasu-kankou.com/tourist/detail.php?id=64

現在は無人の妓王寺も以前は尼さんが住まわれていたそうです。

その方は大学で英語を勉強され、妓王寺でも地域の子供たちに英語を教えていましたがこの世を去り、妓王の法要の導師様は常念寺さんが営まれることになったそうです。

常念寺さんは浄土宗で約20年間お越しになっているそうです。

妓王寺に伝わる妓王の命日は建久元年(1190)年7月15日。

法要は旧暦に近づけつつ、わかりやすいように8月25日に固定されていると伺いました。
2024年は1週間前の8月18日が旧暦の7月15日でした。

法要中にお焼香も。
祭壇

以前は北へ徒歩5分ほどの妓王屋敷跡の碑でも同日にお経をあげられていましたが、ここ数年は暑さのため妓王寺でだけの法要に変更されたそうです。

↓2018年に参列した時のレポートはこちら↓
https://genpei.sakura.ne.jp/genpei-shiseki/giouji_shi/#meiniti

そして8月25日のみ妓王たちの木像の厨子が開きます。
撮影可能!!ですが、割と隠れています。法要後にも見学可能ですが、片付けをされるため長居はできない様子です。
木像

4人がそれぞれ誰の像かは、頭上に名前入りで写真が展示されています。
頭上の写真

木像の写真

写真で木像が誰かを示す

仏御前は、妓王最盛期に清盛公に自分の舞と歌を見て欲しいと加賀からやってきた白拍子。

妓王から仏御前に取って代わる様子やなぜ妓王たちと一緒に祀られているかは、是非平家物語をご覧ください。

また、参列者の方の弟さんが最近妓王寺の縁起を作られたそうで、詳しく書かれています。
お参りされた方にお渡しされているそうです。
縁起

妓王寺は普段、閉じられていますが事前申込みで拝観は可能です。
申込みは野洲市観光物産協会さんへ↓
https://www.yasu-kankou.com/tourist/detail.php?id=64

年間数人はいらっしゃるそうです。

法要は6年ぶりに参列しましたが、妓王が大切にされているのを改めて実感する日になりました。
イラストなど

下記はいただいたお供えのおさがりです。
あたたかく迎えてくださいまして、ありがとうございました。
お菓子とお茶

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