
一年に一度、旧暦の4月8日の花まつりの日のみ一般公開される圓通律寺。
2025年は5月5日。拝観は無料でした。
圓通律寺は重源上人ゆかりの寺です。
重源は13歳で出家、宋に3度渡ったと云われています。
60歳の時に南都焼討が起こり、焼失した東大寺の伽藍をはじめ、大仏の再建に大きな役割を果たしたのが重源です。
圓通律寺も重源により再興されたそうです。
公開の日でも道中には公開されているような情報は全くなし。
参道は金剛院 毘沙門天と熊谷寺の圓光堂の間の道です。
私は、10年以上この日に参拝されている方に連れて行っていただいたのですが、1人だと本当に公開されるのか不安にかられる道中になっていたと思います。
(連れて行ってくださった方のブログ↓
https://namusaijo.blog.fc2.com/blog-entry-2244.html)
倒木などはなく人が通っている道だとは分かりますが、石がゴロゴロしていたりぬかるんでいたりする場所もありました。
熊の出没情報…
このような舗装されていない道を30〜40分ほど進みます。
比較的近づいたところで分岐点があり、右の道へ進みます。
しばらくすると正面に山門が見える、まっすぐな道にでます。
舗装はされていないのですが、この道はタクシーも宅急便の車も通っていることに驚きでした。
既に10〜20人ほどが開扉待ちをしていました。
門には貼紙、この先は撮影禁止です。
頭上の木々が神々しく見えました。
開門時間の11時半、門が開くと広場が見え、右斜め前の建物を目指して皆、歩みを進めました。
建物内ではポットに紙コップ、甘茶のティーパックと茶菓子が用意されていてセルフでお茶を用意します。
12時半の法要まで外を眺めたり自由です。
御朱印なども有料で用意されていました。
法要は法印様が到着され、時間通り始まりました。途中、お釈迦様に甘茶掛けるのですが、人数が多かったようである程度で打ち切られ、できなかった方は法要後にとのことでした。
後から知ったのですが、法印様がいらっしゃったのはここ10年ほどで初だったそうです。
良い時にお参りできました!!
1時間ほどで法要が終わり、その後は自由。
もう一度甘茶を掛けたり、御本尊に手を合わせたり。
御本尊の左側に再興した重源上人像もあります。
また、法要には間に合わなくても公開時間内は出入口可能なのでお参りだけの方も来られていました。
参拝者全員にお守りいただきました!
ありがとうございます。
旧暦の4月8日は年により、5月上旬だったり下旬だったり。
そのため道中に出会える花も年により異なるそうです。
今年は桜が終わったばかりだそうです。
確かに法要中は風が吹くと肌寒く感じました。
また、圓通律寺への参道に差し掛かってすぐ、左手下方に供養塔らしき物が見えます。
信西の息子の1人・明遍の墓(供養塔?)だそうです。
ここへは熊谷寺左側の道路を進むとたどり着きます。
こちらはまた後日紹介したいと思います。