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鹿島の敦盛塚<和歌山県日高郡>

和歌山県の船で行ける敦盛塚

みなべ町の無人島「鹿島(かしま)」には平宗清が建てたという敦盛塚が存在しています。
伝・平敦盛塚(宝篋印塔)

参考にしたのは「わかやま歴史物語100」のホームページです。
http://wakayama-rekishi100.jp/story/047.html#m5

住所
和歌山県日高郡みなべ町埴田
交通
JR南部駅から徒歩約20分のわだま渡船さんへ。
船で約10分で鹿島へ到着。

参拝について
自由
参拝目安時間
敦盛塚のみ→約15分
島内も見て回る→約2~3時間
お気に入り度
★★★★★
参拝日
2019/05/25
備考
歩きやすい靴で!!
フナムシ多し
季節により蚊に注意
水分、食料が必要な場合は持参。特に暑い時期の水分は必需品。忘れたら…海水のみ
ゴミは持ち帰り
行き方

最寄駅はJR南部駅(みなべえき)。
和歌山県日高郡みなべ町の南部駅

目的地は駅前のみなべ町ガイドマップにも記されている鹿島。
観光マップ拡大

鹿島へ向かう途中、徒歩10分くらいのところに鹿島神社があります。
みなべ町のホームページによると先ずここで安全祈願をと書かれていたのでお参り。

鹿島神社参道

厄除など

愛嬌のある狛犬がお出迎え、本殿両側には神馬像が見つめあっていました。
狛犬

両側に神馬は珍しい?

立派な境内松は持ち帰り自由。
持って帰られた方は何に使うのかな?

参道には造園屋さんから寄贈されたという蛙の置物。様々な色の魚が♪
参道のカエルと池

金魚たちも

交通安全の蛙のお守り、後ろ姿がまた可愛い❤️
鹿島神社の可愛いカエル守り

お参りが済んだら徒歩約8分ほどのところにある「わだま渡船」さんへ。

「ロート学園」バス停すぐ。
(写真は南部駅行き方向のバス停)
受付事務所

駐車場有り。
わだま渡船さん

受付で鹿島までと行きたい旨を伝え、お迎えの時間も事前に相談して決めます。
敦盛塚だけなら20分もあれば十分、島内を見て回るなら2~3時間くらい。
せっかくなので雄大な景色も堪能されることをオススメします。

船は往復で税込1500円(2019年5月現在)
決まった出航時間はなくお客さん次第で、船をだしている場合もあるため事前に電話で相談しておくと円滑に進みます。

すごく気さくな方です!
連絡先はわだま渡船さんのホームページに↓
https://minnaga.com/wadamatosen/

お弁当も注文できるそうですが、私が訪れた日は偶然お弁当がお休みでした…機会があれば次こそは!!

船乗り場は道路を渡って向かいの海側を左へ曲がって道なりに歩くといくつか船が止まっていました。
わだま丸と書かれた船。これです!!
わだま丸と書かれた船

いよいよ敦盛塚へ

これから約10分の乗船です。
訪れた日は風も穏やかで揺れも少なく感じました。
これが鹿島

何やら鳥居も見える!!
鹿島南側

船着場は島の北側です。
無人島ですが釣り人が訪れるという事前情報通り、釣りをされている方がいらっしゃいました。
ここが船着場

鹿島の船着場の場所

いよいよ探索開始!!
敦盛塚はこの島のどこに……と思っていたら3分ほどで迷うこともなくあっさり到着しました(^^;
船着場から実際に歩いた映像です。ひたすら無言で歩く動画(笑)(3分50秒)

碑より
昔より●島に弥平兵衛宗清の建たる敦盛公の塚ありと傳へ耒りたるが明治三十六年南の御山手入●の際 地中深く埋もりありたあるを発見しこの所へ安置す

敦盛塚について

弥平兵衛宗清(平宗清)といえば平治物語で13、4歳の源頼朝を生捕りにした人物で平頼盛の郎等として登場しています。
なぜ敦盛の供養塔を建てたのか謎です。

そして塚の横のこれは?これも塚の一部??
謎の塚?

最初は島のどこに敦盛塚があるのかわからなかったのですが、あっという間に到着してホッとしました。

敦盛塚の手前、階段上がってすぐトイレもありましたが、自然が豊かなところゆえ蜘蛛などがいそうな…
便所

鹿島全体の地図も近くにありました♪
簡単マップ

神体島

敦盛塚までのわずか3分ほどの道中、歩くたびにフナムシが足早に通っていきました。
3~4㎝ほどの大きなフナムシから小さいのまで様々です。
大きなフナムシ

草むらでガサガサ音がする!と思ったら常にフナムシでしたが、猫の後ろ姿も一瞬見えました。誰かが連れてきた猫?

5月下旬の風景(^^)/
野草

島内探索・沖見台

敦盛塚から階段を上がってしばらく歩くと海が見渡せる場所に。
見晴台?が設けられている

海がキレイ

岩の形もすごい。
神体島・鹿島

島内探索・鹿島本殿

次は島の南側、鹿島本殿へ。
岩が迫る道らしき道を歩いているうちに鳥居が見えてきました。

人工的な階段など

切り立った岩

こんな風景に出会えます。
海が青い

あと一息

途中から突然砂浜。
そしてこの砂浜、満潮の時はどこまで浸かるのか?色々疑問に思いながら歩いて鳥居に到着。
突然の砂浜

「鹿島公園」の碑があるけど…公園?
ここからが参道の様子

階段を上がり、木々に囲まれた道を歩いていくと到着。
鳥居をくぐって上へ

さらに階段を上がる

鹿島本殿です。
無人島だということを忘れそうになるくらい整備されていて、新しいです。
大切にされている

飾り

本殿

鹿島は1707(宝永4)年に起きた宝永の大地震で大津波に飲み込まれそうになった沿岸の村を、鹿島から現れた鬼火が津波を真っ二つにして救ったという伝説が残っているそうです。
参考わかやま歴史物語100→http://wakayama-rekishi100.jp/story/047.html

だから社殿も大切に守られているんですね。

一通り見て回って船着場へ戻りました。
時間通り、対岸方向にお迎えの船がきてくださいました。
ほぼ時間通り

普段は対岸との往復ですが、この時は途中で他の島のお客さんを乗せる予定もあり、島の裏側(西側)を船で通ってくださいました!!(動画約2分)

なかなか見れない景色、ありがとうございました(๑˃̵ᴗ˂̵)

数時間の無人島の旅。名残惜しいですが別の季節にまた行ってみたいです。(7秒)

JR南部駅はポストペイPiTa〇が使えなかったり(2019年5月現在)、電車が1時間に1~2本程度ですが敦盛塚へのお参り、綺麗な海を見てのんびり過ごすには良い場所です。釣り好きの方にも人気のようです。

南部駅前にはタクシーの定期便も。
観光に便利

まとめ

JR南部駅
↓徒歩約10分
鹿島神社(滞在15分)
↓徒歩約8分
わだま渡船さん
↓徒歩3分
船乗り場
↓乗船約10分
鹿島(滞在15分〜数時間)
↓乗船約10分
船乗り場へ戻る

以上のイメージです。

周辺の史蹟

南部駅から北へ2駅目が切目駅。
ここには平治の乱にまつわる切目王子社が。
切目王子社→https://genpei.sakura.ne.jp/genpei-shiseki/kirimeoujisya/

そして切目駅からさらに北へ9駅目が湯浅駅。
ここは平治の乱で活躍した湯浅宗重ゆかりの地です。
湯浅城址→https://genpei.sakura.ne.jp/genpei-shiseki/yuasajyoushi/

お時間に余裕があれば合わせて探索するのはいかがでしょうか(^^)/

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