琴電の八栗駅から北へ徒歩2分ほどの総門跡は平安時代末期は海岸線が近く、平家が門を構えていました。
※この地図は八栗駅改札付近に展示されています。
屋島合戦では現在の徳島県側から陸路で香川県へ向かった源義経軍。
平家は海から源氏が攻めてくるものと予想しており、反対側から攻め寄せさらに火を放った義経軍を大軍と思い込み二位尼や平宗盛たちが慌てて船に乗って海上に逃れました。
平家物語の『勝浦 付 大坂越:かつうら つけたり おほざかごえ:』の章にその様子が描かれそこに登場する「惣門」がここではないかと思われます。
解説板より
寿永2年9月、平氏は安徳天皇を奉じて六万寺を行在所として
(屋島檀の浦の行宮のできるまで)ここで門を構えて、海辺の防備に備えました。
総門はこの遺跡です。
寿永2年9月、平氏は安徳天皇を奉じて六万寺を行在所として
(屋島檀の浦の行宮のできるまで)ここで門を構えて、海辺の防備に備えました。
総門はこの遺跡です。
後、檀の浦に行宮をうつしてからも、この門を南部の重鎮として大いに源氏軍を防ごうとしましたが、ついに源氏の占領するところとなりました。
当時この付近は海浜でした。
標木は高松藩主 松平頼重の建てたもの、碑は野津大将題、黒木欣堂撰書“夏草や”の碑は久保不如帰氏作。
高松市教育委員会
上記解説にある「六万寺(六萬寺)」はこちら
牟礼町 | 平家ゆかりの品々が間近で見られる 六萬寺 >> |
安徳天皇 平宗盛 平経正 平重衡 建礼門院(平徳子) 菊王丸 |
屋島合戦ゆかりの地が点在する高松市。総門跡はオススメの1箇所です。
住所
香川県高松市牟礼町牟礼
交通
琴電「八栗」駅から北へ徒歩2分
参拝について
自由
参拝目安時間
10分~
お気に入り度
★★★★☆
参拝日
2010/10/29、2019/09/08
備考
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