小田急藤沢本町駅から東へ徒歩10分圏内に源義経の首を洗った井戸と弁慶の霊を祀っていた八王子社があったと云われています。
先ずは義経の首洗い井戸から。
歩道に立つ標識。
反対側から見ると首が洗い清められたと書かれています。
矢印の方向を見ると…現代の検非違使?
この道の先、右側の木の辺りに井戸があります。
ここです。
源義経(鎌倉幕府の将軍・源頼朝の弟)は、頼朝に追われ奥州(東北地方)に逃げていましたが、1189年に衣川(岩手県奥州市)で自害しました。
腰越(鎌倉市)で首実検の後に浜に捨てられた義経の首は、潮にのって川をさかのぼり、里人に拾われてこの井戸で清められたと伝えられています。
この絵は、歌川国芳が描いた源義経の浮世絵です。
ここから200メートルほど北の白旗神社は祭神として義経を祀っており、境内には、藤沢の御首と宮城県栗原市の判官森に葬られた御骸の霊を合わせ祀った源義経公 鎮霊碑などがあります。
また、常光寺南側の公園には、弁慶塚と記された石碑が祀られています。
※弁慶塚についてはこのページの下部に紹介しています。
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の影響なのか、入れ替わり訪れる人があり皆、井戸をのぞき込んでいました。
角度によっては湯気のようなものが見えると、のぞき込んでいる方に教えていただきました。
不思議ですが確かにみえました。ぜひ現地でご確認ください。
そして井土の脇には首塚があります。
しかしとても不思議な場所でベンチとちょっとした遊具が設置されており、一見公園のような場所ですが住宅の玄関口が向いています。
ここに住んでいると玄関をでるとすぐに義経の首洗い井戸💦
義経好きな人には良い場所なのかもしれません。
首洗い井戸を後にして南東へ徒歩5分ほど、墓地に隣接した公園らしき場所に弁慶塚があります(中横須賀公園という名前のようですがベンチのみで遊具などはありませんでした)
現地に説明はありませんが「ふじさわ宿交流館」のホームページ2019年11月1日の記事の一番下に掲載されています
「藤沢宿」に新たなシンボル誕生の記事←クリックでふじさわ宿交流館のホームページが開きます
それによると弁慶を祀った八王子社がかつてあったそうです。
今は小さな祠が残されているのみです。
地図を頼りに行ってみましたが、とても分かりにくい場所です。
住宅街のこの奥です。
地図内、弁慶塚の方へ延びる道路から入ることができます
何か見えてきました。
木の根本に弁慶(辨慶)塚の標識が。このすぐ右手に墓地があり、複数の方が掃除をされていました。
奥の階段を上った先に塚があります。
弁慶塚以外にも何かが祀られているようです。
確かに弁慶(辨慶)塚と刻まれています。
義経の慰霊碑が建てられている白旗神社(弁慶塚から北へ徒歩約10分)の伝承では義経の首と共に弁慶の首も奥州から送られてきたそうです。
そして2つの首は白旗神社に飛んできたとか。怖!!!
白旗神社についてはこちら
藤沢 | 義経の慰霊碑が建ち、6月13日には義経鎮霊祭が行われている 白旗神社 >> |
源義経 |
もう少し現地に弁慶塚の説明があるといいのですが。
藤沢本町駅付近で史蹟巡りをされる際は
白旗神社
↓徒歩約5分
義経首洗井戸
↓徒歩約5分
弁慶塚
をお勧めします。