粟津合戦で討たれた木曽義仲。
滋賀県大津市の義仲寺では異なる主催で1月に2度の命日法要「義仲忌」が行われています。
①1月第三土曜日 主催:義仲寺
②1月20日 主催:木曽踊保存会?
今回は義仲寺主催の第三土曜日の義仲忌のレポートです。
2022年は1月15日 13時〜1時間強
※要拝観料
山門には「令和4年義仲忌」
寒空の下、境内にはスーツ姿の方々。
受付で拝観料支払い、境内の簡単な説明を受け「今日はお寺の行事がありますので通常の拝観とは少し異なります」
義仲忌ですよね、それ目当てで来ました!!
12時半頃に到着しましたが義仲の墓には既に線香が焚かれ煙がモクモク。
巴塚にも供花が。
13時になると先ず、木曽八幡社で神事。
亀たちも水の中で聞いていたのかもしれません。
その後は朝日堂に移動し読経。
朝日堂に入れるのは関係者のみで一般参拝者は外ですが、戸は少し開けられています。
一般参拝者用のお焼香台も用意されていて、一般が終われば義仲寺の方々もお焼香されていました。
この間に義仲寺の方が線香の灰を洗い流したり、木曽八幡社のお供えや椅子を片付けていらっしゃいました。
読経後は平家物語の木曽義仲最期の場面についてお話があり、奉納舞で義仲忌は終了。
お寺の方のお話しでは第三土曜日の義仲忌はいつもほぼ関係者のみで静かに行われているそうです。
木曽踊保存会主催の1月20日の義仲忌は知っていましたが、義仲寺主催の第三土曜日の義仲忌は12月31日にお参りした際に知りました。
※ 2019年1月20日の義仲忌レポートはこちら↓
https://genpei.sakura.ne.jp/genpei-shiseki/yoshinakaki836/
雪が舞う大晦日にお参りし、半月後の義仲忌に来た私のことを義仲寺の方は私のことを熱心な義仲ファンだと思ったそうで「義仲さんのファンですか?」と問われました。
しかし私の答えは「いいえ、敵です。平家が好きで義仲の敵ですが、源平の時代の人々は敵味方関係なくゆかり地を訪れたり命日法要に参列しています」に驚かれていました。
2022年の大河ドラマには義仲が一話から登場していましたし、義仲寺にも注目が集まることを願います。