毎年4月13日に行われている後白河法皇忌。
ようやく2024年に参列してきました。
長講堂は普段は非公開ですので貴重な拝観日です。
後白河法皇が崩御したのは建久3(1192)年3月13日なので旧暦に近づけて4月13日に公開されているそうです。
門前の駒札は読めないほどになっていましたのでいただいた資料をもとに簡単に長講堂についてまとめると、
後白河法皇の仙洞の御所・六条殿の持仏堂として寿永2(1183)年に建立。
莫大な寺領を寄進し、荘園史上最大の皇室御領となりました。
後白河法皇が崩御したのは建久3(1192)年。皇女・宣陽門院が受け継ぎ、御影殿が建立されました。
1500年代にこの土地に移されました。
14時開始ですが受付が必要なので少し早めの到着が良さそうです。
受付といっても山門くぐってすぐのところに受付があり、用意されている封筒に自分の名前を記入して志納金をいれて受付の方にお渡しします。
金額も決まっておらず、申込み不要でどなたでも参列可能です。
開始時間までは境内の写真を撮ったり、客殿?で用意してくださっている甘茶をいただきました。
参列者は40名くらい。
14時になると隣接の本堂に移動。
ここからは撮影禁止。
読経が約一時間。
導師の方以外に4名いらっしゃって、散華の他、内陣を時計回りに歩いたりとても厳かな雰囲気でした。
途中、参列者は順番にお焼香をしました。
ご本尊の阿弥陀如像、観音菩薩像、勢至菩薩像。
浄土宗を開いた法然上人像も左側のガラスケースの中に置かれていました。
その後は渡り廊下を通って後白河法皇御影後白河法皇御影殿殿で、法要中のみ公開される後白河法皇坐像の前でもお焼香。
後白河法皇御影殿の外観は受付後に撮影しました。
こちらは一度に2名ほどしか入れないので順番に移動。待ち時間の間に住職さんに質問もできました。
お焼香の間のわずかな時間のみの坐像拝観でした。
終了後は自由解散。
甘茶をいただいたり、外観の写真を撮ったり。
ありがとうございました。
天気も良く、手入れされた境内はとても綺麗でした。この写真は建物内から撮りました。
お供え物のお下がりをいただきました。
桜の塩漬け。
色々な料理に使えると書いてあったので甘酒に浮かべてみました。
一年に一度の公開は4月13日です。
■長講堂