境内に聳える槙は源頼朝が立ち寄ったとき、筆を掛けたことに由来し「筆掛の槇」と呼ばれているそうです。
その筆を使うために長福寺が差し出した硯の見事さに「硯山」の山号を与えたとも伝わっています。
千葉県指定天然記念物
長福寺の槇 一樹
このマキは、イヌマキと言う種類に分類され、関東南部以西、東海道、近畿南部、四国、九州、沖縄まで広く分布しています。
イヌマキは暖かい地方の山林に自生する常緑の高木です。
マキは雌雄別株で、長福寺のマキは雌株、五月に開花し、10月に暗赤色の甘い実が熟します。
このマキには、源頼朝にまつわる伝説があります。
それによれば、頼朝がここを訪れた時に、このマキに筆を掛けたとされ、「筆掛の槇」とも呼ばれています。
伝説の古木ではありますが、今なお樹勢は衰えず、樹高12メートル、目通幹囲4.8メートルという巨姿から、いつの頃からか、里人によってこのような古い時代からの木とみられるようになったものでしょう。
いすみ市教育委員会
公式ホームページに更に詳しく載っています↓
https://www.suzurisan.info/長福寺について
また、千葉県のホームページにも頼朝、上総広常、磨墨について書かれています↓
https://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/bunkazai/bunkazai/p431-023.html
槇は山門をくぐってすぐ左手です。
公式ホームページによると正式名称は『硯山無量壽院長福寺:すずりさんむりょうじゅいんちょうふくじ:』だそうです。
山号の「硯山」は源頼朝が授けたこと、名馬磨墨:するすみ:が関係することも公式ホームページに書かれていますのでリンクを貼っておきます↓
https://www.suzurisan.info/長福寺について
拝観もできるようですが、到着した時に丁度、法事らしき方がいらっしゃったため境内のみの参拝になりました。
下記はホームページによると「硯堂無量壽庵」で寺宝の硯が収められているそうです。
長福寺までの道は真っ直ぐにのびる木が特徴的でした。
頼朝の時代よりかなり後ですが、彫刻が有名だそうです。
伊八めし、時間があれば食べてみたかったです。
http://www.isumi-kankou.com/ihachi/ihachi.html
②JR「大原」駅から南西へ徒歩約1時間
③JR大原駅前のいすみ市観光センターにレンタサイクル有り←これを利用しました
いすみ市観光センターいすみ市観光センターについて↓
http://www.isumi-kankou.com/rentacycle.html
■長福寺