※このページの写真は2023年3月22日撮影
現地に全く解説板がないのですが、印西市の公式ホームページの「巴塚と小林の巴御前伝承」ページ(https://www.city.inzai.lg.jp/0000017392.html)によると、ここに巴御前が和田義盛との息子と隠れ住んでいたそうです。
巴御前は木曽義仲の愛妾でしたが、寿永3(1184)年1月20日の合戦で義仲軍は主従5騎となり勝機を失い、巴は義仲に落ち延びるように説得され敵の首をねじ切って泣く泣く落ちていく様子が平家物語に描かれています。
一緒に戦っていたきょうだいも亡くした巴のその後は多数の伝説があり、鎌倉方の和田義盛の妻となったとも云われています。
その義盛とも建保3(1213)年に死別。
泉親衡が源頼家の遺児を鎌倉幕府の将軍にする目論見があり、それに関与したのが和田義盛の息子・甥たちの処罰で北条氏と対立し、義盛は討たれました。
巴は尼となり印西市の伝承ではここが巴の墓だそうです。
JR小林駅から長閑な風景の中を歩くこと約20分。
巴塚の入口に到着しました。
左手に畑をみながら進むと間もなく「巴塚」
石に何か文字が刻まれているようでしたが読み取れませんでした。
巴塚の周辺にいくつか花が飾られ土が盛り上げられていました。
もっと寂しい場所を想像していましたが、住宅もあり農作業の方もいらっしゃり、天気にも恵まれて清々しい気持ちになりました。
周辺は田畑と住宅が広がり下記写真、甘いイチゴの匂いが漂ってきたビニールハウスの先が巴塚です。
近くの八坂神社。
源平?
道中、飲食店も見かけましたが時間が合わずに通過のみ。
こちらは海鮮和食。このお店の手前で右へ曲がりました。
住所
千葉県印西市小林2373
交通
JR「小林」駅から南西へ徒歩20分
参拝について
自由
参拝目安時間
15分~
参拝日
2023/3/22
備考
–
余談ですが、最寄の小林駅の西へ1駅の「木下」は「きおろし」と読むんですね。
また1つ勉強になりました。