「たつえはちまんじんじゃ」にはかつて静御前の衣かけの松がありました。
静御前は言わずと知れた源義経の愛妾。
義経が平家追討の際に静がここに参拝したと伝わっています。
由緒より
当社は往昔三丁程東岩戸の地 田の中に大きな磐座:いわくら:ありに御神霊顕れ給ひ暫時御鎮座霊示により当地住古四面海にて無人の霊域たり八幡島に奉遷し鎮座す。
文明年中約520年前
当社は往昔三丁程東岩戸の地 田の中に大きな磐座:いわくら:ありに御神霊顕れ給ひ暫時御鎮座霊示により当地住古四面海にて無人の霊域たり八幡島に奉遷し鎮座す。
文明年中約520年前
再建年代は最古の棟札に慶長16年
(中略)
又遠く源義経 平家追討の折、愛妾・静ご前当地に参り現今鳥居のあたりの老松に衣を掛け憩い、これを静ご前衣かけの松と伝へあり
其の縁記の概略を記し江湖敬神探勝の士に示す
出来るだけ反射の少ない角度で撮りました。
由緒は馬の隣に設置されています。
参拝時には松もしくは松跡があると思っていたので境内を探してウロウロ。
静御前とは関係なさそうですが伊勢出雲神社というのが気になったので撮影。
鏡に写る景色が風流です。
松が見つからないので神社の方に伺ったところ鳥居の左側に松があったが昭和30年代に枯れてしまい、二代目を植える話も出てがそれもおかしいので現在は何も残っていないということでした。
鳥居の左側を見に行きましたがこれ??
松くい虫などで枯れてしまうことも珍しくありませんが、由緒には静の時代に「老松」と書かれているので仕方ないと思いつつ、当時樹齢どのくらいだったのか気になります。
疑問は静がいつここを訪れたのか。
また、訪れたなら周辺にも静ゆかりの地があると思われますが今のところこの1箇所だけポツンと存在しています。
これより北側は源義経軍が上陸、屋島を目指した「義経ドリームロード」と呼ばれ義経ゆかりの地が点在しているので屋島合戦のときに静が参拝したのかと思っていました。
しかし、暴風雨により恐らく船は目的地より流されたと推測できます。
偶然辿り着いたこの場所を静が知っているわけもないため謎が残ります。
御存じの方いらっしゃいませんか?
住所
徳島県小松島市立江町新開18
交通
JR「阿波赤石」駅もしくはJR「立江」駅から徒歩15分
参拝について
境内自由
参拝目安時間
15分~
お気に入り度
★★★★☆
参拝日
2018/07/14
参考サイト