源頼朝の顎髭と歯を胎内に納めた聖観音菩薩立像。
源頼朝の母方のいとこにあたる寛伝:かんでん:が頼朝を弔うために建立しました。
略系図↓
藤原季範—由来御前—頼朝
|-藤原範忠—寛伝
バス停すぐなのがありがたいです。
階段を上がってさらに階段。歩きやすい靴がいいでしょう。
滝山寺は「滝山寺縁起」によると役小角の草創といい、保安年中(1120~23)に比叡山の僧 仏泉永救:ぶっせんえいぐ:が再興した天台宗の寺院である。
以後本寺は、古代末期から奈良時代にかけて藤原氏・熱田大宮司家・三河国守護足利氏とその被官衆といった中央権力と密接する有力な檀家を持つことによって経済基盤を固め、隆盛を誇った。
(中略)
観音菩薩・梵天・帝釈天立像は、源頼朝の従兄にあたる僧・寛伝が頼朝追善のため本寺域内に建立した惣持禅院に安置したもので、仏師運慶とその一門による制作であるという。
他に県及び市指定文化財 16件
お参りをして右側の階段を下りると宝物殿です。
宝物殿の入口。係りの方が詳しく一つ一つ説明してくださいます。
頼朝と等身大の仏像の中には頼朝の顎髭と歯が納められているそうです。
その仏像が東京の博物館に出張した際に作成されたがグッズ販売されています。
↓宝物殿は撮影禁止ですのでチケットホルダーの写真です。グッズ用に装飾は追加されているとのこと。
体内にあるため顎髭と歯そのものを拝観できるわけではありませんが、
↓公式ホームページでX線写真で紹介されています。
https://takisanji.net/jihou_hou_seikanx.html
その他、えくぼのある仏像も安置されていて、みどころ多数です。
拝観時間や料金は瀧山寺ホームページでご確認ください。
(ページ真ん中くらい)
https://takisanji.net/
宝物殿の入口には源氏の家紋・笹竜胆紋の塔も。
昼食時は参拝客が途切れたときに宝物殿を閉めて食事に行かれるそうですので、ご注意ください。
本堂や本殿やいつでも拝観できますので、宝物殿は拝観できる時に先に拝観する方が良いというのが個人的な感想です。
(2018年現在バス運賃380円)
バスは4番線
バス停から宝物殿へはバスの進行方向にそのまま歩き、駐車場方向へ進むと到着します。
広いですので余裕を持ってお出かけください。
※↓本堂、宝物殿、バス停の文字は写真に追加しました