『虫明の 迫門の曙 見る折ぞ 都のことも 忘られにけり』
平忠盛が備前守だった大治4(1129)年、この地に立ち寄り古寺の柱に曙の美しさを書き残したと伝わっています。
朝日百選にも選ばれた岡山県瀬戸内市の虫明(むしあげ)。
その夜明けの美しさを詠んだ忠盛の歌碑が、岡山いこいの村敷地内にあります。
②JR日生駅(ひなせえき)タクシー20~30分、4000円弱
③JR邑久駅(おくえき)タクシー30~40分、約5000円
④宿泊プランによっては送迎つきの場合も
岡山いこいの村は日帰り利用も出来ますが、宿泊すると屋上から夜明けが拝めます!!
9月1日前後の1週間が最も美しいそうですが、1月でも十分綺麗でした(*‘∀‘)
展望大浴場は15:00~23:00と6:00~8:00。
季節によっては湯に浸かりながら刻々と移り変わる空の色を堪能できますね。
日の出の時刻はチェックイン時に渡される利用案内に書いてあるので、わかりやすいです。
日が昇ってからの空と海も綺麗でした。
受付で忠盛の歌碑の場所を聞いたのですが、スタッフさん2人とも知らない上に『歌碑』という単語が通じず^^;
受付横に下記の電子案内板?があったので指を差しながら「この歌を石に刻んだ石碑がこちらの敷地内にあると思いますが…」と尋ねて、他のスタッフさんにも聞いて下さって場所を教えて頂きました。
ヤギさん達のお家の西側にありました。
忠盛の歌碑目当てで来る人はいないんでしょうか??
私、かなり怪しい人みたい(笑)
念願の歌碑が見れて満足!!
この歌を詠んだのは1129年頃。ということは、忠盛は34歳、清盛は12歳になっています。(どちらも数え年)
二百十日(9月1日)前後に、虫明漁港東方海上から昇る日の出のことである。
平安時代の大治4年(1129年)、平清盛の父、忠盛が備前守として下っていたとき、虫明の地に立ち寄り、「遥かに東天を望まんか、島は藍色にその間ただ一抹の光あり、バラ色は桃色の金波となり濃厚に、旭日水平線に浮ぶ峡間は、さながら金橋を架したるが如く、漸く昇りて海面を離るるや台上、閑かに金玉を載せたるが如し」と、当時、この地にあった古寺の柱に残されたと伝えられている。
岡山いこいの村建物内にはところどころに平忠盛の歌のことが
手前の海に浮かんでいるのは「牡蠣筏」。
この周辺は牡蠣が有名で海には多数の牡蠣筏が見えました。
夕陽もまた違った美しさです。
こちらは邑久駅付近の「お食事処あさひ ASAHI」さんで食べたカキフライ御膳♪
小粒ですが、10個入っていてボリュームたっぷり。ちなみに大粒の牡蠣は外来らしいです(^^;
先程ヤギさんのお家と書きましたが、ここにはその他にも動物達がいて、犬、猫の里親募集の案内なども。
私が訪れた時、獣医さんが来られていて、ヤギが囲いの外でひもに繋がれて触れる状態になっていました。
聴診器でヤギとウサギの心拍数を比較したり、エミューの羽を貰ったり、動物と触れ合えます♪
ヤギのコミュニケーションは頭突きらしいのですが、力が強く、小学生以下だと頭突きされると転倒してしまうかも?!
角があるヤギだとかなり痛いですが、太ももを何度も頭突きされるという珍しい体験が出来ました(笑)
手前のヤギは名前が小春、その奥が小春の娘。
小春は生まれてすぐに育児放棄され双子の兄弟はそのまま冷たくなり、小春も危ないところをいこいの村のスタッフさんや獣医さんに助けられ、哺乳瓶で牛乳を飲んで育ったお話が冊子になっていました。
動物たちとも触れ合っていこいの村を後にしました。
そういえばインターネット予約特典として、「お土産付き」となっていましたが、帰宅後にお土産らしきものを何ももらっていないことに気付く^^;
目的は忠盛の歌碑と曙の写真だったので、まぁいいか!
次回、機会があれば送迎つきプランで行ってみたいです。今回は送迎なしプランしか選択できず…
後学のため、岡山県備前市の日生駅、岡山県瀬戸内市の邑久駅からのタクシー料金載せておきます。
※2018年1月現在
海賊追捕で功績を上げ、平家の基盤を築いた平忠盛も見た虫明迫門の美しい曙、オススメです!!
岡山いこいの村の夕食、朝食も載せておきます。(料理は季節、プランにより異なります)