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明宝道の駅(磨墨の里公園)、磨墨生誕地公園<岐阜県郡上市>

カッコイイするすみ像

騎馬像 梶原源太景季
駐車場の真ん中に一際高く、目立つ名馬・磨墨:するすみ:。
源頼朝が梶原景季に与えた馬で、生誕地の岐阜県郡上市には像や生誕地の碑が建てられています。

※このページは2019年6月現在の内容です
明宝道の駅 磨墨の里公園

駐車場の真ん中に

住所
岐阜県郡上市明宝大谷1015
交通
①車がオススメ
②長良川鉄道「郡上八幡駅」から八幡バス明宝線約30分乗車「道の駅 明宝前」下車すぐ

■バス路線図(郡上市公共交通マップ)黄緑が明宝線
https://www.city.gujo.gifu.jp/life/docs/gkkmap2014n.pdf

■時刻表
八幡バス 明宝線 
https://8kan.net/time/
※郡上八幡駅→道の駅明宝前まで520円

お気に入り度
★★★★★
探訪日
2019/06/22
碑文より
この像は宇治川の先陣争いを題材に、名馬「磨墨」と騎馬武者の勇姿を表現したものである。
「宇治川の合戦」は、寿永3年(1184)1月木曽義仲軍勢と源義経軍勢が宇治川をはさんで戦った。この時、源義経がたの武将、梶原源太景季は「磨墨」を佐々木四郎高綱は「生唼:いけづき:」を駆って宇治川に乗り入れ先陣を争った。

磨墨と生唼は、ともに当代きっての名馬の争いでもあった。
梶原源太景季の乗った磨墨は、馬産地明方村気良の産と語り伝えられ轡:くつわ:も残っている。

また、夏の郡上踊り春駒の一節に
♬ 郡上は馬どこ あの磨墨の 名馬だしたも 気良の里
と唄われている。

この像が永く明方村の歴史を伝え、村民の心に生き続けることを願うものである。

平成元年四月吉日
建立 明方村
題字揮毫 岐阜県知事 〇〇
原型制作 高岡市 〇〇
鋳造施工 高岡市 (株)竹中製作所

※〇は個人名につき、ふせています。

★目がリアル!!
かなりリアルな目!!

冑の影になっていてパッと見ではわからなかったのですが、望遠レンズで写真に撮ると目にハイライトがある?!!
カッコイイ

どのような造りか不明ですがスゴイ!スゴイ!!と一人喜んで写真撮りまくりでした(笑)
角度により空背景や山を背にする磨墨と景季像が楽しめます。
青空と山に

明宝で生まれた馬

何を狙っている?

尻尾が靡いているのも躍動感があっていいですね。
迫力がある

★磨墨と景季の出会い

元暦元年(1184年)、木曽義と源範頼、義経らの源氏同士の争い。鎌倉を発つ景季が頼朝の馬「生食:いけずき:」をほしいと願い出るが磨墨も良い馬だと景季に与えました。
その後同じように挨拶にきた佐々木高綱に頼朝は生食を与え、京の宇治川で先陣争いをしました。先陣を切ったのは…

それにちなんで宇治川には先陣の碑が建てられています。

名馬磨墨 生誕之地

明宝 道の駅から北へ5km弱、田園風景が広がるのどかな町の一角に「名馬磨墨 生誕の地公園」が整備されています。
碑

公園になっている

交通
①車がオススメ

②道の駅 明宝から北東へ徒歩10分 気良口交差点北側
郡上市自主運行バス気良線「気良口」から乗車、約12分「上小倉」バス停下車北西へ徒歩5分
※バスの時刻に注意
※1日3本、日曜運休、一律100円

交差点

時刻表

気良口バス停の地図

■バス路線図(郡上市公共交通マップ)赤紫が気良線
https://www.city.gujo.gifu.jp/life/docs/gkkmap2014n.pdf

■時刻表
郡上市自主運行バス気良線(けらせん)
https://www.city.gujo.gifu.jp/life/detail/post-79.html

生誕地公園の地図

入口に由来がありました。
公園入口

解説板より
磨墨の生いたち

歴史に名だたる宇治川の先陣争いに梶原源太景季が乗った名馬「磨墨」は、古来わが明●村気良:けら:の産と語り伝えられている。

今からおよそ八百年前、某家の牝馬が気良の北方烏帽子岳の麓、巣河:すご:の地において天馬の種を宿し、生まれたのが磨墨である。その名のとおり色あくまで墨く精悍な容姿であった。磨墨は、毎朝自分で厩栓棒:ませんぼう:を外し、巣河に向かって走り蘭とも蛍草とも言われる霊草を喰み、大滝の奥の乳白色の霊泉を飲み、形質ともに類のない駿馬になったといいます。

今に、磨墨のゆかりを誇る気良の田城:たしろ:(酒井源正)下倉:したくら:(木戸口純子)の両家には古くから轡:くつわ:を伝えている。弥右ヱ門(鈴木芳一)という家には馬銜:はみ:の幅が二十センチもあって馬の治療に霊験あらたかなものとされる巨大な轡なるものが伝わっている。

元来この地は、寒冷・高燥かつ石灰分に富む良質な草が得られ、幕藩時代からこの度の大戦頃まで、高名な馬の産地であり、また往時のいわゆる鎌倉街道筋と言われることからも、何らかのかかわりがあって、磨墨が源頼朝公の手に渡ったのである。

その後は、梶原景季の馬として幾多の戦いに活躍し、最後は尾州羽黒(現在の犬山市)で没したと言われており、その英霊は、梶原家の菩提寺興禅寺に手厚く祀られている。

誕生から没まで

碑の横には郡上踊りの一節
♬ 郡上は馬どこ あの磨墨の
    ♬名馬だしたも 気良の里
を刻んだ石も。

碑と沙羅双樹と踊りの一節

春駒の一部抜粋の碑

良い時期に訪れたようで、平家物語を彷彿とさせるかのように沙羅双樹が花を咲かせていました。
沙羅双樹

ステージ有り、トイレ有り、この地域の方々の集まる場所なんでしょうね。
公園

公衆トイレ

周辺は休耕田もなく水田が広がり、山の木々は手入れされていました。
美しい日本の風景!!
美しい風景

手入れされた木々

行きしは自主運行バスで来たのですが、帰りは約3時間後…なので道の駅まで歩きました♪
ぐーぐるまっぷ上では約1時間9分と表示されていましたが、早足で歩いて写真撮りながら約55分でした。

途中でまた別の磨墨像を発見!!

旅館くごの磨墨像

磨墨の里 旅館くごの入口におっとりした顔の磨墨像が(^^♪
敷地内の入口に

烏帽子岳に思いを馳せる?

アップも可愛い

住所
岐阜県郡上市明宝気良325-1
交通
①自主運行バス「関上」バス停から徒歩約3分
②道の駅から徒歩35分

旅館くごホームページ
解説板より
名馬磨墨
気良は磨墨生誕の里
今から八百年の昔、時は鎌倉時代寿永3年(1184年)1月、佐々木四郎高綱の乗った生唼:いけずき:と宇治川を舞台にくりひろげた歴史に名高い『宇治川の先陣争い』で、梶原景時の長男・梶原源太景季(23歳)が乗った名馬・磨墨は、明宝村の当地、気良の産といわれ、あの全国三大民踊の一つ、郡上踊りの「春駒」の一節に
♬ 郡上は馬どこ あの磨墨の
    ♬名馬だしたも 気良の里
とあり、気良が「磨墨生誕の里」といわれる所以なのです。

さて、磨墨はその昔、気良の最北にそびえる烏帽子岳(1625m)の南麓で放牧中の、某家の牝馬が天馬の子を身ごもり、出生したとされています。

この石像は、名馬磨墨の活躍を後世に伝えるとともに当旅館のシンボルとして建立したもので、磨墨の姿は生れた地、ふるさとの烏帽子岳を懐かしく見つめているようにみえます。

ここより北へ約2km、磨墨が育った気良小倉地区の旧家には、磨墨が使用したとされる轡も残されており、更に磨墨を讃えて平成10年5月に開園された「名馬磨墨生誕公園」は、訪れる人々の心に磨墨への夢とロマンを語りかけてくれます。

平成十年五月 旅館くご

由来

いつか泊まってみたい♪
全体

日本の馬に近い体型?

郷土料理など

せっかくなのでこの地域の名産が食べられるお店へ٩(•̤̀ᵕ•̤́๑)
①つぎ汁
②鶏ちゃん:けいちゃん:
美味しい♪

両方とも明宝 道の駅にあるお店で食べることができます。

①つぎ汁
和食ところ「おかみさん」の定食にはほとんどつぎ汁がついていますが、単品注文も可能です。
具は細かくした固い豆腐のみ。一見さっぱり系に見えますが、唐辛子を煮だしているそうでピリ辛です。
ついで回るからつぎしるらしい

おかみさん

私が頼んだのはあまごの甘露煮定食。
骨も頭も柔らかく美味しくいただきました♪
定食にはデザート、コーヒー付き

おかみさん公式ホームページ↓
http://www.meiho-ladies.co.jp/okamisan.html

『明宝ハム』も人気だそうであまごにハムが添えられていました。
柔らかくておいしい

ギュッと身が詰まったハムで噛み応えがあって、2切れでも食べた!!という気になれました。
道の駅にはめいほうミートという工場直営店があってコロッケなども。

明宝観光協会 めいほうミートの紹介ページ↓
http://www.gujomeiho.jp/gourmet6_3.html

道の駅ではハムになって記念撮影も(笑)
顔出し記念撮影パネル

②鶏ちゃん
「けいちゃん」と読み、鶏の肉とキャベツなどと焼いたものだそうですが、お店や地域により味付けも様々。
サラダには明宝ハムが!!
全体

写真には写っていませんが鍋の下には火が付いていてアツアツで食べられます(^^)/
拡大

喫茶明宝では4店舗のなかから指定もできるそうです。
日替わりの鶏ちゃん

食後のデザート
道の駅の道路を渡った正面にある「明宝ジェラート 本店」
写真は「飛騨牛乳のふるさとミルク」と「岐阜県産のほうじ茶」
店内でも食べられます。
ジェラート
色々な種類の中から2種類もしくは3種類選べて、ワッフルコーンか紙カップなど組み合わせ自由です。
2種類紙カップ420円、ワッフルコーンの場合450円、3種類だと+100円

公式ホームページ↓
http://meihogelato.jp/

休憩所 磨墨庵
今回食べ逃した川魚の塩焼き!!
約40分かかるということで今回は諦めましたが、次の機会には時間に余裕を持って食べに行きたいと思います。
あまご、いわな…めっちゃ美味しそうでした(*´ω`)
塩焼きの魚

お時間に余裕をもって

その他

物産館
何か磨墨関連のお土産はないかとウロウロしていて発見!
するすみ米(500円)
黒米 するすみ米

自宅で炊いてみました。全体にうっすら色がつき、黒米もはっきり分かりますね。
ふっくらつやつや

黒い馬なだけに黒米なんですね。
産地もしっかり明記されています。新米を狙うなら秋ころに買いにいけばよいかも?!

描かれているのは明宝のマスコットキャラクター するすみくん
観光協会の看板

道の駅明宝のスタンプ
スタンプ押し場

記念に1枚

そして周辺のマンホールはするすみくん!!可愛い♪
明宝のマンホールの蓋


休憩所 磨墨庵の隣に碑がありました。
生誕地と同じ歌詞がかかれています。
うた

♬ 郡上は馬どこ あの磨墨の
    ♬名馬だしたも 気良の里

川へ降りる階段も。
水がとてもキレイでした。
あじさいが美しい

マムシガいるかも?!

池には鯉が

水がキレイ

磨墨の里公園

道標

案内板

見取り図

バスの本数に注意
バスの本数注意

まとめ

車があれば便利ですが、公共交通機関と徒歩でなんとか行ける場所だとわかりました。
郡上八幡駅にはレンタサイクルもあり、周辺散策には便利そうですが道の駅明宝へは自転車で行く距離ではないと思います……
自転車の貸し出しも

郡上踊りが有名

地方マンガ「GJ8マン」についてはこちら↓
https://gj8man.com/
ラッピング電車

郡上八幡駅にはカフェも併設されています。
観光案内とカフェも

これ以外にもメニューがありました。
可愛い絵メニュー

バス停は2つあります。道の駅明宝へは改札を出て正面のバス停ではなく、屋根のあるところです。
乗り場注意

参考までに私が辿った工程です。
11:18 郡上八幡駅 到着

12:25 八幡バス 明宝線
↓ 約30分乗車、520円
13:06 明宝 道の駅 到着

14:41 気良口バス停 郡上市自主運行バス
↓ 約12分乗車
14:53 上小倉バス停下車
↓ 徒歩5分
14:58 名馬磨墨 生誕の地公園 到着
↓ 見学
15:15 公園を出発
↓ 徒歩約30分
15:43 旅館くごの磨墨像
↓ 徒歩約25分 道中マンホール写真を撮る
16:10 明宝 道の駅 到着

17:45 明宝 道の駅 バス停
↓ 約30分乗車
18:24 郡上八幡駅 到着

また、名馬磨墨生誕祭がゴールデンウィークころに行われているそうです。

地域情報局犬山の動画を参考
https://www.youtube.com/watch?v=dXVlRC-MSD0

いつか参加できればその際は紹介しますね。
この磨墨像、とにかくカッコイイのでまた見に行きたい(๑˃̵ᴗ˂̵)و
名馬磨墨

弓をひく景季

磨墨の名がついた「磨墨太鼓保存会」
これも気になります。
「磨墨太鼓保存会」Facebookページ↓
https://www.facebook.com/surusumi.japanesedrum/

※このページは2019年6月現在の内容です
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