水天宮の祭神は安徳天皇、建礼門院、二位の尼。
東京の街中にこの3人を祀る神社が鎮座する理由は……
御祭神
天御中主大神(あめのみなかぬしのおおかみ)
安徳天皇 第81代
建礼門院 高倉天皇の中宮 安徳天皇の母君 御名 徳子
二位の尼 平清盛の妻 御名 時子 安徳天皇の祖母 建礼門院の母
当社は文政元年(1818)港区赤羽に在った有馬藩邸に当時の藩主代9代・有馬頼徳公が久留米城下に鎮座していた水天宮の御分霊を藩邸内に祀ったことに創まります。
壇之浦の戦いで敗れた平家の女官の一人が源氏の目を逃れ筑後川の河畔に落ちのび、一門と共に入水された安徳天皇、建礼門院、二位の尼の御霊を、ささやかな祠をたててお祀りしたのが、水天宮の創めです。
(中略)
関東大震災では神社も被災しましたが、御神体は隅田川に架かる「新大橋」に避難し難を逃れました。その後復興も相成り、昭和5年に流れ造りの社殿が完成し、昭和42年には権現造りの社殿となりました。
現在の社殿は平成30年の江戸鎮座200年を迎えるに当たって、有馬家17代当主・当代宮司の有馬頼央の念願により、平成28年に境内地全面免震構造の建物として完成致しました。
平成28年4月5日 水天宮
とても近代的な建物です。
階段(参道)を上がると本殿が見えてきました。
頭上を見上げると立派で不思議な鳥居がありました。
本殿から見る鳥居。
境内は安産に関するものが多いです。
開門時間は7時~18時と長いのはとてもありがたいです。
暗くなると参道の階段が照らされ、幻想的でした。
遠く離れた壇ノ浦(山口県)で入水した安徳天皇や平家一門ですが、こうして各地で祀られているのはありがたいことですね。
余談ですが、すぐ近くに「重盛の人形焼き」のお店がありました。この日は定休日でしたので、店舗の外装だけ写真を。
平重盛とは無関係ですが、水天宮から近いだけに何か縁を感じました(*”▽”)
次回、参拝時には晴れますように。