吾妻鏡によると文治元年(寿永4年・1185)2月、源義経の奇襲により屋島から敗走した平家軍は21日に志度道場に引き籠もりました。
志度道場は現在の志度寺です。
現地を訪れても源平のことには触れていないようですが、安徳天皇の行在所となった六萬寺(香川県高松市牟礼町牟礼1450)の住職さんがお勤めされている(2019年現在)ご縁があります。
大きなわらじに目が行きますが、門は三棟造りという珍しい建築様式だそうです。門をくぐる際に是非見上げてみてください。
緑豊かな境内。
複雑でどの道を通ったのか分からなくなりました。
拝観料無料です。
その他色々
平家ゆかりのものは見当たりませんでしたが海が近く、志度合戦を思いながら緑に囲まれた志度寺をお参りするものいいものでした。
また志度合戦の後、義経は何とかして粟田教能(平家に仕える阿波民部重能の息子)を連れてくるように伊勢三郎義盛に命じ、義盛は粟田教能の父は降伏し平家一門は生捕りにしたり討取られたりしたと巧みな嘘で教能を源氏軍へ引き込みました。
吾妻鏡にはこの出来事が志度合戦と同じ2月21日とされています。
ことでんの志度駅。味のある建物です。
住所
香川県さぬき市志度1102
交通
琴電またはJR「志度」駅から東へ徒歩10分
参拝について
境内自由
参拝目安時間
20分~
お気に入り度
★★★★★
参拝日
2017/04/28、2019/05/06
公式ホームページ
東に徒歩5分ほどの場所に「松ヶ崎義経十二本松」もあります。
現地解説板によると志度寺蔵書にこの松のことが書かれているそうです。
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