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泉橋寺<京都府木津川市>

南都焼討関係
※このページの写真は2017年6月23日

平重衡卿が斬首された木津川かかる泉大橋の北側、泉橋寺:せんきょうじ:には南都焼討の犠牲者を弔った五輪塔があります。
木津川

南都の僧を静めるため、平清盛公は五男・重衡と甥・通盛を大将、副将として送りました。
治承4(1180)年12月28日夜、戦は長引き平家軍が般若寺付近で灯りをとるために付けた炎が強風で燃え広がったことで大惨事になりました。
これが南都焼討と呼ばれています。

平家物語覚一本によると炎による犠牲者は大仏殿に1700人強、山階寺(興福寺)800人強、御堂などは合わせて800人強で合計3500人以上。それ以外に討たれた人は1000人以上と書かれています。

山門

境内

五輪塔は境内の東側にあります。
薄くなっていますが「重要文化財 泉橋寺五輪塔」と書かれています。
境内東側

現地情報はありませんでしたが、丁度お寺の方が出てこられたので五輪塔について伺いましたが、やはり南都焼討の犠牲者を弔った塔だそうです。

同じ内容が国土交通省のホームページにも書かれています。
※2ページの一番上の平家物語の欄です↓
https://www.mlit.go.jp/crd/daisei/daikan/kangaku_report/13pilot_083.pdf

また、泉橋寺で有名なのは山門左手にある地蔵石仏。
左へ

入口は屋根

説明

門外からも見えました。
外から

平重衡卿の供養塔(墓)がある安福寺や平重衡卿が最期に食べた柿の種を植えたとされる不成柿へは南へ徒歩約15分です。
併せてお参りされてはいかがでしょうか。

住所
京都府木津川市山城町上狛西下55
交通
①JR上狛駅から南へ徒歩11分
②JR木津駅から北へ徒歩20分

参拝について
境内自由
参拝目安時間
10分~
お気に入り度
★★★☆☆
参拝日
2017/06/23
備考
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