平忠盛の昇殿を祝う『宮殿祭』(神事)が毎年4月の第一日曜日に行われています。
平家物語によると平忠盛の昇殿が許されたのは天承2年、忠盛が36歳の時。この時、息子・清盛は15歳でした。
鳥羽上皇の勅願による得長寿院を忠盛が造営し、三十三間の堂宇を建てたことによるものと、忠盛の父・正盛から受け継がれた功績によるものとされています。
境内には平正盛の墓もあります(お墓の写真はページ下部に掲載)
地元の方ばかり10人強の中に私も参加させていただきました。
玉串奉奠は皆で順番に行うのですが、練習していくのを忘れており間違っていたと思います。失礼いたしました。
~神事の式次第~(だいたいの流れです。違っていたらご指摘ください)
和太鼓
修祓
斎主一拝
大祓
献饌
祭詞奏上
玉串奉奠
撤饌
斎主一拝
■大祓(恐らく)
■祝詞奏上
45秒くらいのところで『平忠盛は時の朝廷に昇殿を許されることとなり~』が聞き取れます
宮殿祭自体は15分ほど。その後はお供え物のお下がりを皆で分け、地元の方々は別の場所で集会があるそうです。
お下がりはバナナ2本とお茶。今年も誠にありがとうございました!!
【お知らせ】
2024年5月12日(日)13時頃からこの地区の例祭があるそうです。
平家とは関係ない祭りだそうですが、お酒の後ろに映っている祠の扉が開くらしいです。
役員の方も参加され、一般人は外から見学可能とのこと。
置染神社へは近鉄津駅または津新町駅から三重交通片田団地行き約30分乗車、忠盛塚バス停から徒歩約15分。
三重交通公式ホームページ 時刻検索↓
https://www.sanco.co.jp/krs/
置染神社は階段が続くので歩き慣れた靴がオススメです。
白飛びしていますが、左に桜が咲いています。
平正盛の墓は鳥居の手前、右後方に続く階段を上ると辿り着きます。
墓の側には小さな五輪塔が複数。
お地蔵様?
最寄りバス停は忠盛産湯池がある平氏発祥伝説地でバス停も「忠盛塚」
桜の季節がやっぱり美しいです。
平忠盛の産湯池。季節によっては池に水がないことも。
写真奥に映っている森が置染神社です。
望遠写真ですが、置染神社の鳥居が見えます!!
現代ではソメイヨシノが満開のころに宮殿祭が行われていて、平忠盛が盛大に祝われているかのようで嬉しいです。