木曽義仲が弓で突いて水が湧いた「弓の清水」のほど近くに店舗を構え、その水を使用した焼き菓子などを販売されています。
※写真は中田店です。
看板メニューの六芳焼がこれです。
箱は六角形ですが円柱形の箱も。パンフレットによると味は同じで直径が6cm~14cmまで種類があるそうです。
写真は10個入り1290円(税込)。賞味期限は約10日のようです。
しっとりとしていて一度に3つは食べれました。
店舗前に詳しい説明が書かれています。
■弓之清水と六芳焼
八百年余り前のこと、源氏の大将 木曽義仲、平家を打倒せんと、越後より不眠不休で般若野常国村に至れり。
折しも猛暑のため、兵馬しきりに喉の渇きを訴え、四方に水を求めたが得られず、兵馬共に労に疲れ果てる。
義仲、此の地常国村の里人、松原太助なる者に「水ある所知れるや」と問う。
太助御馬の前に跪き「此の地に清き水あり」と申し上げれば、義仲馬より下り、弓にて地を穿つ。
水たちまち湧きいでて、義仲軍勢の渇きを救う。
義仲軍、おおいに士気が上がり、倶利伽羅の合戦にて平家を打ち破る、京へ進軍す。
これより此の湧き水を「弓之清水」と称す。
この泉、冷比なく味また甘味、遠くより求める人多し。
明治33年、此の地の松原喜作なる者、手作り亀甲形の「六芳焼」を製す。
ほのかなる甘味、しっとりとした食感、まさに弓之清水の如し。
茶請け、種々記念の菓子としても重宝し、近隣はもとより遠くより求め来る人多し。
以後、こんこんと湧きい出る水のごとく、連綿と人を潤し今世に至る。
箱の説明も同じ内容です。
義仲軍を救った松原太助は「たすけ」「だいすけ」などの読み方があるようです。
この他、『弓の清水』と同じ名前のお菓子などが販売されています。
以前は『義仲』というお菓子もあったそうですが2022年10月現在は販売していないとのこと。残念!
弓の清水のは平成の名水百選に選ばれています。
下記に店舗情報は記載しましたが店舗まで買いに行く時間がない方は、高岡駅北側直結の高岡ステーションビルcurun高岡2階の銘店くるんでも販売されています。
箱入り以外に、袋入りなどもありお土産に最適です。
富山県高岡市常国598
■中田店
富山県高岡市常国みどり台279-6
お菓子の基になった弓の清水についてはこちら
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