宮中一の美女として知られた小宰相(こざいしょう)は一ノ谷合戦で夫の平通盛が討取られことに悲しみ、海に身を投げました。
鳴門の海が見える場所に小宰相の墓が建てられています。
左側に「二月十四日」と命日が刻まれている
↓小宰相については下記にまとめています↓
https://genpei.sakura.ne.jp/genpei-shiseki/otuboneduka/#otuboneduka01
住所
徳島県鳴門市鳴門町土佐泊浦土佐泊
交通
JR「鳴門」駅からバス約10分「土佐泊」バス停下車7分
参拝について
自由
参拝目安時間
15分~
お気に入り度
★★★★★
参拝日
2018/07/15
備考
–
解説板より
寿永3年(西暦1184年)2月、平家の大将平通盛の恋女房 小宰相局(こざいしょうのつぼね)は、一族とともに摂津の一の谷から讃岐の屋島へ落ちて行く道すがら、愛する夫が源氏のため一の谷において討ち死にしたと聞き、亡き夫への思慕のあまり小鳴門の海に身を投じて19歳の花を散らした。付近の人々は、この薄命にそぞろ哀れを感じあつく霊をとむらった。
寿永3年(西暦1184年)2月、平家の大将平通盛の恋女房 小宰相局(こざいしょうのつぼね)は、一族とともに摂津の一の谷から讃岐の屋島へ落ちて行く道すがら、愛する夫が源氏のため一の谷において討ち死にしたと聞き、亡き夫への思慕のあまり小鳴門の海に身を投じて19歳の花を散らした。付近の人々は、この薄命にそぞろ哀れを感じあつく霊をとむらった。
ここに小宰相局の晴衣をかけたと伝えられる衣懸(きぬかけ)の松があった。
小宰相局は懐妊の身であったので、子のない婦人がこの墓に祈れば効験があると伝えられている。
行き方
土佐泊バス停から南へ海沿いの道を5分ほど歩くと案内標識が見えてきます。
その後方の階段を上りましょう。
途中から坂道に変わります。
海が見えるこの場所で小宰相は何を見つめているのでしょうか…
小宰相の夫・通盛は謡曲にもなっています。
小宰相と通盛は他の地域でも大切に供養されています。併せてご覧ください。
↓願成寺(兵庫県神戸市)↓
小宰相と通盛の比翼塚がある
https://genpei.sakura.ne.jp/genpei-shiseki/ganjyouji/
↓お局塚(兵庫県南あわじ市)↓
小宰相と通盛たちを祀る
https://genpei.sakura.ne.jp/genpei-shiseki/otuboneduka/