只今準備中!!
鹿児島県の硫黄島には主に2つの源平ゆかりの地があります。
(1)鹿ヶ谷事件の首謀者である俊寛、平康頼、藤原成経が流された「鬼ヶ島」の場所が硫黄島と云われています。(他の島の説もあります)
(2)平資盛一行が安徳天皇を連れて落ちてきた平家落人伝説が残されています。
【このページは2017年3月現在の内容です】
硫黄島は主に竹島、硫黄島、黒島の3つの島から成り立っています。
島内に自動販売機は設置されていますが、飲食店はありません。
昼食を準備していただけるか、Wi-Fi設備の有無は各民宿に予約時に確認した方がよさそうです。
※最低でも2泊3日、出来ればそれ以上が望ましい。
宿泊の連絡先については下記をご参照ください。
http://mishimamura.com/tourism/468/
お世話になった島宿ほんださんでは1泊2食付きで7,500円、昼食は別途500円(お弁当形式も可能)で作って頂けました。
乗船は2等3,600円、1等なら7,200円。同じ船に乗りますが、船内に1等用の客室が用意されています。
鹿児島市にある鹿児島港9:30発のフェリーみしまに乗船。運航予定表は三島村HPのフェリーみしまページで発表されています。(http://mishimamura.com/livinginfo/603/)
※運航は毎日ではなく週約4回、天候により欠航になる場合も。
②飛行機(セスナ)で約50分
月・水の週2往復、運賃は20,000円^^;
詳しくは三島村ホームページの航空機運行ページへ(http://mishimamura.com/livinginfo/2689/)
私は船を利用したのでその内容で綴りたいと思います。
出航日当日、8:00~9:20の間にみしま旅客待合所(南ふ頭3号上屋)で乗船券が発売されます。予約不要。購入は申込用紙に記入して窓口へ。
※船に乗るまでに俊寛が船に乗ったという「俊寛の碑」を訪れるとより、迫真性があります。
俊寛の碑は港から西へ徒歩約15分の場所にあります。
フェリーみしまは村営、車も乗れる大きな船です。
乗船場から桜島が見えました。
入口付近ではお弁当やパンを売る車が止まっています。
船内は飲食スペースや自動販売機、トイレもありますが、揺れるので昼食は船を降りてからがオススメです。
船に乗ったらまず和室スペースで場所を確保しましょう。
鹿児島港を出発して最初の約1時間は湾になっているため、ほとんど揺れませんが外海に出たとたん、揺れ出します!!(民宿の方も同じことをおっしゃっていたので季節を問わずにそうなんでしょうね)
揺れている時はトイレに立ち歩くのも危険に感じました…和室スペースで横になっているのが1番。私が乗船した日もかなり揺れを感じましたが、翌日はもっと風が強く更に揺れたそうです(;o;)
とにかく海が綺麗♪♪島に近づくと揺れも少し治まり、外の景色を楽しんできました。
硫黄島では出入港の際に演奏で歓迎、見送りをしてくださいます。見送りは船が見えなくなるまで手を振って下さっていましたヾ(‘ω’)ノ
俊寛たちが流された平安時代は寂しい所だったかもしれません。
しかし今は小中学校や郵便局、交番もあり、自然が豊かで治安が良くて人があたたかくて、とにかくまた行きたい!!!と思うとっても素敵な場所です。
2泊3日でも船の時間の関係で、滞在時間は1日半ほど。少なくとも2泊はして島内をゆっくり見て回ることをお勧めします。
参考に島宿ほんださんの食事です。季節柄、タケノコ料理も♪
どれも美味しくて、朝餉にはホットコーヒーも用意して下さっていました。
・一日目夕食(2017年3月7日)
・二日目朝食(2017年3月8日)
・二日目夕食(2017年3月8日)
・三日目朝食(2017年3月9日)
箸置きもかわいい
昼食は別途500円でお弁当形式も可能です。(島内に飲食店なし)
私はお弁当形式にしたら、こんな素敵な昼食でした。
ラップに包まれています。
1日目と2日目で具材も変えていただき、美味しくいただきました。
ちなみに硫黄島を含む鹿児島県三島村ではタケノコの王様と呼ばれる「大名筍」が名産。(http://takenoko.link/)
大名筍はアクがなく、5~6月限定なのでこの時期に行くと食べられるかも?しれませんね。
島宿ほんださんの食堂や廊下に歌舞伎公演「俊寛」の寄書きや、硫黄島の案内なども展示されていて、興味があるものがいっぱい!!
3人は泊まれるくらい広いお部屋に一人で泊まらせて頂きました。
携帯電話は○○comoのみ通話可能です。
100円で洗濯機も使用可能です。
2階には三島村史が置いてありました。鹿ヶ谷事件のことも安徳天皇のことも詳しく記されています。夜はこれを読み、日中は史蹟巡り♪不明点は観光案内所で質問したり、大忙しの2泊3日でした。
硫黄岳は常に煙を上げている活火山。
海沿いに数か所ある天然の温泉は火山のおかげだそうで、秘湯好きな方も訪れると聞きました。脱衣場も何もない、本当に自然の温泉ですので、気になる方は水着などがあると安心だそうです。
私は史蹟巡りが忙しくて、温泉にはつかれませんでした。
島の周囲は流れ出した鉄分で海の色が変わっていてとても神秘的です。
この鉄分があるのは表面だけだそうです。
港近くでは数は少ないですがウミガメが卵を産みにくることもあるそうで、孵化したばかりの子ガメの動画を島の方に見せていただきました。とっても可愛いです♪
朝9時頃までは熊野神社付近でクジャクをよくみかけました。
リゾート開発時代に連れてこられたクジャク達。今は野生化して逞しく生きています。
突然変異の白いクジャクを見ると縁起が良いそうです。
クジャクは警戒心が強いようで、人間の姿を見ると距離があってもすぐに逃げていきました。昼間はみかけませんでしたがどこで過ごしているのでしょうか?
事前に役場に電話をし、熊やイノシシなど遭遇すると危険な生き物がいないことも確認済です。
風が強い日だったこともあり雲の流れが早く、急に雨が降ってきたと思ったらすぐに晴れ間がさしたり天気の移り変わりが激しかったです。
最初はもっと行きにくい場所かと思っていましたが船の出航日時の確認と、宿泊の手配など準備万端で臨めば意外とあっさり行けます(^^♪
滞在時間や船、飛行機の出発時間を考えると1泊2日のお手軽な旅、とはいきませんが時間に余裕があれば友人同士でも、気ままな1人旅でのんびりするのにも、ぴったりな場所だと思いました。
船や飛行機が欠航した場合のことを考えて、鹿児島港近くの24時間営業の店を調べたり、民宿の予約時に延泊可能かを確認しておけば安心です。
小学生、中学生、高校生が含まれているという条件付きですが、、キャンプができる「冒険ランドいおうじま」もいいかもしれませんね。
http://www.city.kagoshima.lg.jp/kyoiku/kyoiku/seisyonen/shisetsu/bunka/012.html
平家物語や源平の史蹟巡り、硫黄島に旅をされる参考になれば幸いです。