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法然寺<京都府京都市>

圓光大師

浄土宗の宗祖・法然上人の弟子となった熊谷直実が、両親の供養のために建てた寺で直実が作った敦盛像などを拝めます。
山を背景に

住所
京都府京都市右京区嵯峨天龍寺立石町1
交通
①嵐電(京福電気鉄道)「嵐山」駅から北へ徒歩7分
②JR「嵯峨嵐山」駅から西へ徒歩10分

参拝について
要事前連絡
※法然寺公式ホームページ↓御詠歌の下の注意事項参考
https://hounenji-19.rdy.jp/霊場参拝/
参拝目安時間
15分~
お気に入り度
★★★★★
参拝日
2019/11/23
備考
法然寺へ

年中多くの人が行き交う嵯峨・嵐山。
渡月橋から北へ徒歩約10分、「法然寺」と刻まれた碑があります。
目印

その奥が法然寺ですが、お寺の存在に気づいていないのか気に止める人を見かけませんでした。
遠くに見える

ここにも鳩

しかし、御朱印をいただけます。
受付時間など

拝観は山門の正面、「法然寺」の扁額がかかっている建物です。
本殿

拝観場所

見どころ
・敦盛像
・直実の鎧から作った灯籠
・旧本尊(阿弥陀如来)
・直実像(直実の出身地である埼玉に仏像を貸し出した御礼の、熊谷駅前の直実像のミニチュア)
・本尊(法然上人像。53歳の時の自作尊像)

法然寺のホームページに一部写真が掲載されています↓
https://hounenji-19.rdy.jp/法然寺の宝物/

お寺の方が詳しく説明してくださいます!!
直実の鎧から作った灯籠は、説明がなかったらうっかり見落としそうでした(^^*))

直実の鎧掛の松が描かれた散華も(確か200~300円でしたがうろ覚えです)
散華

鎧掛けの松は約10km離れた「くろ谷 金戒光明寺」(京都市左京区黒谷町121)の境内にて会えます(何代目?)
立派なマツ

御朱印はこんなに丁寧に包んでくださいました(^-^)
ありがとうございます。
丁重

外観の注目所は瓦の鳩!!
直実の家紋はホヤに鳩。そこから寺紋は鳩だけになり、門などに鳩が多く見られます。
家紋をあしらった瓦

なかなか凛々しい……
キリッ

躍動的

法要などで拝観出来ないこともあるため、電話で事前にご連絡いただければ確実ですとのことでした。
嵐山散策の折に立寄ってみてはいかがでしょうか(^-^)?
渡月橋

2人の蓮生

熊谷直実の息子と同じくらいの年齢の宇都宮弥三郎頼綱:うつのみややさぶろうよりつな:は蓮生(熊谷直実)に感銘を受け出家。
直実の法名と同じ「蓮生」と書いて「れんしょう」と呼ばれ、法然寺の二世になり、蓮生(頼綱)の像も拝めます。

『蓮生』の読み方
・熊谷直実 → れんせい
・宇都宮弥三郎頼綱 → れんしょう

れんしょうについては法然寺から北へ徒歩約15分の「中院山荘跡」の解説も参考に。
ちゅういんさんそうあと

解説板より
中院山荘跡(小倉百人一首ゆかりの地)

鎌倉時代の初め、この辺りに、僧蓮生の中院山荘があった。

蓮生は、俗名を宇都宮頼網といい、下野国(現在の栃木県)の豪族で、鎌倉幕府の有力な御家人の一人であった。
しかし、政争に巻き込まれるのを避けて出家し、実信房蓮生と名乗った(このとき郎党60余人も同様に出家した。)

後に上洛し、法然上人、次いで善恵上人証空に師事し、この地に山荘を営んだ。

蓮生は和歌の名手で、近くの小倉山麓に山荘を構えていた藤原定家とも親交があり、彼の娘が定家の子・為家に嫁いでいる。

嘉禎元年(1235)5月、定家は蓮生が山荘の障子に貼る色紙の執筆を依頼したのに快く応じ、色紙の1枚1枚に天智天皇以来の名歌人の作を一首ずつ書いた。

「小倉百人一首」はこの時の選歌に、後世、鳥羽、順徳両天皇の作品を加えるなどの補訂を施して完成したものといわれている。

京都市

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