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【レポート】平家フォーラム<滋賀県野洲市>

2022年10月10日に開催された『平家フォーラム~Ifを奏でる平家物語~』のレポートです。
幟

野洲市は平宗盛の終焉の地であり、平清盛に大変気に入られた白拍子・祇王の出身地です。
会場は野洲駅南口から徒歩3分のシライシアター。どの席からも見やすい場内です。
会場

フォーラムは三部構成
第一部 平曲 平家琵琶
演目は祇園精舎と大臣殿被斬
演奏

全国で活動されていますのでぜひ生演奏を聴いていただきたいです。

平曲の解説や平宗盛の人物について。
平家物語では良くない印象の宗盛ですが最後の最期まで息子の清宗のことを気にかけていたことなど人間的な魅力について語られました。
お話

第二部 受け継がれる平家の歴史
先ずは「宗盛公胴塚保存会の歩み」
2015年にぶらり街道勝手連という名で始まり、宗盛胴塚から神戸・清盛隊の存在を知った経緯、宗盛忌や宗盛首洗い池の復元などをスライドで紹介されました。
歩み

法要
そっと手向けられていた1枚の写真が神戸・清盛隊の宗盛様のブロマイドで、それを置いたのが私の友人。
それがきっかけで清盛隊と交流が始まったとはすごいと改めて思いました。

清盛隊

2017年の宗盛忌に清盛隊が参列しその後、神戸で定期演舞を行った際に宗盛忌の話をし、GIONさんが「生お焼香、焼きお焼香」と表現していたのが忘れられません。

バスツアー

宗盛忌や首洗池の復元など、その活動に大変感謝しております。
配信

続いて川合康 氏による「平宗盛と源平の時代~その生涯と人物像を語る~」
濃い内容

相当詳しい内容で必死に配布された資料を見ながらメモを取りました。
特に注目したのが鹿ヶ谷事件について。
平家物語などで広く知られている藤原成親や後白河法皇たちが打倒平家を企んでいるようなことではなく玉葉に記録される、研究者の間でも少数派の後白河法皇が比叡山を攻めようとしたのを平清盛が阻止したのが史実と語られていました。

これは全然知らないことだったので大変興味深く、今後も気に留めながら歴史や史蹟巡りをしたいと思いました。

また、平家と源氏が並立することが伝統的な武士社会と考える平清盛に対して、対照的な源頼朝の考え方などとにかく充実の内容でした!!
資料もA3両面で文章や系図で隙間なく、貴重な講演を聞くことができました。

第三部 Ifの平家物語
どうすれば平家は勝てたか?などもしもを題材にパネルディスカッション。
ときどき詳しい解説へ脱線?しつつ3名のご意見をうかがいました。
3名

当初は2022年2月6日開催の予定がコロナウイルスの感染状況により今回に延期されましたが、参加でき大変充実した時間を過ごせました。
誠にありがとうございました。

また、10月1日から「平家ゆかりの地 野洲を訪れるスタンプラリー」が始まり、受付の正面にポスターが大きく張り出されていました。
素敵

スタンプラリーの詳細は野洲市のホームページ参照↓
https://www.city.yasu.lg.jp/event/1663296821479.html

ポスターになっているのは神戸・清盛隊!!
難易度高い

この会場、シライシアターもスタンプラリー13か所のうちの1か所。
入口の銅像付近でスタンプ取得できます。
ここ

また徒歩5分ほどの野洲市立野洲小学校には祇王と思われるモニュメントがあり、ここもスタンプ取得場所です。
平家ゆかりの地を訪れる方が増えますように。
おしゃれ

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