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般若寺<奈良県奈良市>

重衡桜

コスモスで親しまれている般若寺。
源平関係の事象は3件。

①保元元年〔1156年〕7月
保元の乱で矢傷により落命した藤原頼長が般若野に埋葬された後、墓を暴かれる。
→2012年6月に般若寺に藤原頼長の供養塔完成

②治承4年〔1180年〕12月
平重衡(24歳)が率いる平家軍が付近に陣営、明かりのための火が強風で燃え広がり、東大寺や興福寺一帯を焼く(南都焼討)

③文治元年〔1185年〕6月
南都焼討により僧兵から恨まれていた平重衡は木津川ほとりで斬首された後、首は般若寺の大鳥居に釘付けにされる。享年29歳
→笠塔婆が長い間、重衡の墓と考えられてきた
→2012年6月、平重衡の供養塔が完成
→201?年?、重衡桜の植樹

コスモスに囲まれた道を歩ける

住所
奈良県奈良市般若寺町221

交通
①近鉄「奈良」駅よりバス約8分
②JR「奈良」駅よりバス約10分
※①、②どちらも「青山住宅」行きもしくは「州見台八丁目」行きに乗車、「般若寺」バス停下車、バスの進行方向に徒歩1分
③近鉄「奈良」駅徒歩30分

参拝について
有料
季節により特別拝観有り。詳しくは公式サイトを参照↓
http://www.hannyaji.com/haikanannai.html
参拝目安時間
30分~
お気に入り度
★★★★★
参拝日
多数
備考
コスモス以外にも花の寺として四季折々の花が咲いています。
開花情報などは公式サイトを参照↓
http://www.hannyaji.com/
平家物語と般若寺

治承4年12月、大仏まで焼けてしまったいわゆる『南都焼討』の時、平家が陣を敷いていたのが般若寺です。

南都焼討の経緯は清盛が南都の寺院勢力をしずめようと検非違使として遣わした瀬尾兼康の部下約60人の首を切って猿沢池のほとりに並べた事件が起こったことでした。

兼康たちは決して武装してはならないと言われていたのですが、南都の僧たちは平家が攻めてきたと思いパニックになってこのような事態を引き起こしました。

それに怒った清盛が息子・重衡を大将に、甥・通盛を副将として兵を送りました。
12月28日、戦いとなりその夜、明かりをとるための火が風に煽られ南の東大寺や興福寺など広範囲に燃え広がり大仏殿の屋根裏に隠れていた人々が炎に巻かれ大仏も焼ける大惨事となりました。

このことにより、大将の重衡が仏敵とされ、一ノ谷合戦で生捕りにされ鎌倉に送られた後、南都の僧に引き渡され木津川で処刑、首は般若寺の大鳥居に釘付けにされました。

後に正妻の輔子が何とか手をまわして引き取り、火葬にして骨を高野山に送ったと平家物語に記されています。

バス停から見える東大寺大仏殿。
南都焼討で火が燃え広がった距離感がなんとなくつかめます。
般若寺バス停

炎が燃え広がって大仏まで…

平重衡供養塔

お寺の方に伺った話しでは以前より供養塔を建ててほしいという声があったそうです。完成したのが、大河ドラマ・平清盛が放送されていた2012年でしたが大河ドラマは意識されていなかったそうです。
コスモスに囲まれた平重衡供養塔

季節により見え方が全く違います。
平重衡供養塔

なまめかしくきよらからしい

2018年6月の参拝時にはなぜか「公」の文字が目立たなくなっていました。
なぜか公が塗りつぶされている?

この楼門の近くに供養塔があります。受付入って左手です。
楼門

笠塔婆

重要文化財

※解説板の文末に注目
能の謡曲「笠卒塔婆」は本塔を題材にした平重衡の修羅のもので室町の頃は重衡の墓とみられていた。
傘塔婆の説明

コスモスと

重衡桜

2017年10月、奈良での復曲能「重衡」が上演された時に取材を受けたのをきっかけに山桜を移植して重衡桜と命名されたそうです。
重衡桜について質問した時、偶然にも移植されたご本人でした!!
木はお手洗いの横にあります^^;

2019年は4月10日頃、2020年は4月6日頃がほぼ満開。
見事は4月上旬

しげひらざくら

白い花びらがとても美しくはかなく映ります。
清い

青空を背景に

陽光を浴びて
輝かしい

蕾はほんのり色付いています。
平家だけど白

門外から見えるのは本堂横の桜です。
重衡桜はその奥。
目立つ桜

藤原頼長の供養塔

頭がよく、父藤原忠実が長男・忠通より次男の頼長を可愛がっていたことが原因で、忠通は後白河天皇に、忠実、頼長親子は崇徳上皇に近付き、保元の乱へと発展。

頼長は首に矢が当たり、南都にいる父・忠実に会いたいと願うが父に拒絶され7月14日に落命。
般若山のほとりに埋葬、しかし後日、墓が暴かれたそうです。
現在は京都の相国寺の墓地内に墓が建てられています。
藤原頼長供養塔

説明

現在の般若寺

2017年11月より入口がバス通り沿いに変わりました。
歩行者も駐車場から入ります。
入口・駐車場

受付

早咲きのコスモスは6月上旬、特に秋には大勢の人で賑わっています。
幟

コスモスが咲き誇る境内と本堂。
黄色いコスモス
キアゲハ

こうやってコスモスを育てているんですね!!
コスモス育成中

紫陽花の季節もオススメです。
他にも見どころ多数。また、ここ数年は訪れる度に境内が少しずつ変化があります。
SNSも熱心に発信されていて、今後も注目したいと思います。
夏も美しい

食事、スイーツのオススメは植村牧場

般若寺の西隣、明治時代から続く「植村牧場」では昼餉はもちろん、朝餉もいただけます!!
窓際の席だと平重衡の首が釘付けにされた般若寺をみながらの食事も♪
モーニングは1プレート550円(税込み)。飲み物はコーヒー、牛乳、紅茶から選べます。
※2018年6月現在
植村牧場のモーニング

昼時は混むため、窓際の席が埋まっている可能性があります。モーニングの時間は土日でも比較的空いていることが多いです♪

奈良で一番古い牧場
店内
朝餉とシュークリーム
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右手がレストランいちづ
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【植村牧場のレストラン「いちづ」】
9:00~11:00モーニング
11:00~14:00ランチ
14:00~17:00カフェ
夜は予約制

植村牧場公式サイト → http://www.uemura-bokujyo.co.jp/restaurant

牛さん

1番のオススメはソフトクリーム♪やっぱり牧場のソフトクリームは美味しい(*´ω`)
美味しい!!

その他、アイス最中や飴、もちろん牛乳も販売されています。
お参りの前後に休憩にいかがでしょうか(^^♪

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