別の場所にあった「弁慶の鎹岩:かすがいいわ:」が境内に移され、開基は平家にも源氏にもゆかり深い文覚上人です。
門前の桜がとにかく見事です!!
②JR亀岡駅からレンタサイクルで約1時間強
亀岡市のレンタサイクル↓
http://www.city.kameoka.kyoto.jp/kankou/kankoukyoukai/rentalcycle.html
高野山真言宗に属す。
久寿元年(1154)文覚上人の開創の後一時衰退したが、僧 祐辨が花園天皇のご病気を本尊薬師如来に祈願して快復された功により、正和元年(1312)勅を受けて再興、諸堂塔が完備されたが、同年間に焼失したという。
貞享4年(1687)本堂が再建され、薬師三尊、毘沙門天、花園天皇、阿弥陀如来二体の諸像等が安置されていたが、宝永年間建立の大師堂と供に近年の災害で倒潰した。
また、二天門は寛永間、庫裏は安永6年(1777)の再建である。
延文3年(1358)在銘の重要文化財十三重石塔は祐辨の建立といわれる。
また、庫裏の庭園は江戸時代、花泉の作庭である。
※文覚上人は伊豆に流された源頼朝に挙兵を勧めたとも云われ、壇ノ浦合戦後は平家最後の嫡流・六代(父は平維盛、祖父は平重盛)を助命した人物。また、京都の神護寺を再興。
鎹岩:かすがいいわ:については上記の由緒には記載がありませんが、亀岡市文化資料館発行の「第40回企画展 亀岡源平ものがたり」によると、源義経の丹波行軍の時に弁慶が鎹を打ち付けた岩が本梅川の付近の旧道沿いにあったが、工事のときに延福寺に移されたそうです。
駐車場側の門をくぐって右手に岩があります。
亀岡源平ものがたりには白黒写真で岩のみが拡大されているうえに現地には弁慶のことは一切ありませんが、恐らくこれで間違いないかと思います。
知らなければ庭石にしか見えない……
↓第40回企画展 亀岡源平ものがたり(400円)の残部の有無は下記の亀岡市のホームページ真ん中よりやや下で確認できます。
亀岡市HP 文化資料館刊行物目録 ←クリック
※亀岡市文化資料館(亀岡市古世町中内坪1)で直接購入も可能
源平ゆかりの地ということで参拝にきたのですが桜の見事さに圧巻されて目的の弁慶の鎹岩よりも、つい桜の写真をたくさん撮りました。
ライトアップもされている???
道路上にも枝が。
境内はとてもきれいです。池の向こうに五輪塔。
鎹岩や桜のある場所とは壁を隔てて隣が本堂?
絵になる風景
どこもかしこもきれいでかなり手入れされているような印象です。
亀岡駅前からレンタサイクルだと道中も桜を楽しめました。
駐車場は写真右手前です。
周りには植物が植えられ整えられています。
駐車場の花や周辺の田んぼなど、のどかな風景が広がる場所で時間がゆっくり流れているような気がしました。