「あめのみなかぬしじんじゃ」と読み、複数の祭神の中に
源頼朝:みなもとのよりとも:
丹後局:たんごのつぼね:
島津忠久:しまづただひさ:
の名がみえます。
天御中主神社:あめのみなかぬしじんじゃ:(北辰大明神)
■祭神
伊邪岐神 伊邪那美神
大日靈貴神 月読神
阿遇突智神 経津主神
武甕槌神 北斗七星
源頼朝 丹後局
島津忠久
■創建
寛弘元年 甲辰(1004年)
(神社明細帳による)
天御中主神社は、清水城の南端に突き出た七つの岩石の尖觜の突端にあり、その景色が北斗七星にかたどられていることから北辰様・北辰大明神とも呼ばれています。
祭神の十座に北斗七星が祀られているのもこれからきたと思われます。
北斗七星を祀れば長寿を保ち富み栄えるという伝説があり、天御中主神社(北辰様)として昔から武運長久・延命長寿の神として崇敬されてきています。
明治41,2年に守公神社・愛宕神社・御軍神社を合祀しました。
読み方が難しい…
詳細不明ですが、島津忠久は島津氏の祖で源頼朝と丹後局の子供という説があることから祭神となっているのではないかと推測します。
丹後局が身重になったことで北条政子(頼朝の正妻)の怒りを買い、現在の大阪の住吉大社まで逃れてきたときに出産しました。
その子が忠久で後に薩摩・大隅・日向の守護に就いたことで勢力をつけました。
鹿児島には島津忠久ゆかりの地が複数あります。
鳥居の脇に不思議な形の…燈籠?
池が2つ並んでいます。
片側の池には巨大な魚
もう片方はホタルの幼虫が食べるカワニナを育てているようです
カワニナ
きっと水がきれいなのでしょう。
祭神以外、頼朝や丹後局に関するものは見当たらず、残念ながら質問できそうな方もいらっしゃいませんでした。
国分ふれあいバス「清水広場前」からだと徒歩5分ほどですが運行が火・木で1日2本です。
左側が国分駅方面の時刻表。