2019年1月20日(日)木曽義仲の墓がある滋賀県の義仲寺にて 第836回忌・義仲忌 が行われました。
幼いころに父が義仲のいとこの源義平に討取られ、現在の長野県で育ち挙兵し、俱利伽羅峠合戦で平家を大敗させて都入りしました。
しかし都生活の規則などが分からない上、乱暴狼藉を働いて疎まれ、源頼朝の命で出陣した源範頼・義経軍と戦い寿永3年1月20日の宇治川合戦で敗北。
粟津まで逃げたところで今井兼平に自害を勧められ松原の奥を目指している途中、馬がぬかるみにはまり動けなくなり、兼平を心配して振り返った義仲の顔面に矢が命中し無様な最期を迎えました。
午前9時30分開始ですが小雨が降る中、9時過ぎに到着した時にはバスで来られた団体の方や報道関係者などで境内は行き場がないくらいの状態に!!
今年は日曜日、遠方から来られている方も。
法要は境内の「朝日堂」にて。
義仲寺は無住職のお寺。この日は比叡山延暦寺の一山を守っていて、富山県で行われている木曽義仲の愛妾・巴御前の「巴忌」の導師もされている方が、急遽呼ばれたにも関らずいらっしゃったそうです。
836年ぶりに天台宗の方がこられての法要ということでした。
お焼香をし、散華をいただきました♪
朝日堂を出て順番に巴塚と義仲の墓に線香を。
参列者が多かったので巴塚は法要開始前の写真です。
その後は「木曽おどり」
木曽おどりは長野県の木曽に古くから伝わる踊りで木曽義仲の戦勝祈願が起源という説もあるそうです。
右袖には笹竜胆紋。
フォロワーさんの情報によると本日の様子は2019年2月14日(木)NHK BSプレミアムで放送されるようです。
気になりますね!!
関係者様よりご挨拶で締めくくり。
義仲寺での法要はここまでですが、八坂の塔が有名な京都の法観寺には義仲の首塚があり、胴体と首を一緒に供養するために移動するとのことです。
【本日の工程 】
9:30~10:20頃 義仲忌(滋賀県・義仲寺)
↓
(移動)
↓
11:00~12:00頃 首塚供養祭(京都府・法観寺)
移動の時間が30分強しかなく、公共の交通機関では十中八九間に合わない過酷な工程…
車での移動を地図上で調べても時間ギリギリ。
しかも法観寺は11時ころには扉が閉められ、この張り紙が。
公共の交通機関を使った私が到着した頃にはもちろん間に合わず、終わりに近づいているようだったため、柵の隙間から様子をうかがっていました。
義仲寺、法観寺両方の法要に参列するためには移動手段を確保しておかないといけないことを学びました(^^;
後から考えればJR膳所駅→JR京都駅からタクシーで法観寺なら何とかなったかもしれません。
機会があれば 法観寺の首塚供養祭にも参加してみたいと思います。