鳥羽上皇は康和5年(1103)生まれ、5歳で即位しましたが院政を始めた白河天皇(法皇)の孫で、白河法皇が存命の間は政権を握ることはできませんでした。
平忠盛、清盛たちが仕え、鳥羽上皇は笛・小枝を忠盛に与え、その笛は経盛→敦盛へと受け継がれました。
保元元年7月2日に崩御していますが、大阪市にある大念仏寺での法要は7月20日です。
法要は境内北側にある霊明殿。
鳥羽上皇が良忍上人(融通念佛宗の宗祖)に帰依した関係で祀られるようになり、霊明殿は鳥羽上皇の霊牌と御真影を祀るために建てられたそうです。
開宗は永久5年(1117) 5月15日。翌年には平清盛が生まれています。
普段は菊紋の幕の下に柵があり閉じられているそうですがこの日は法要のため開いていて、係りの方が入口にいらっしゃいました。
時間になると僧侶の方々が歩いて来られました。
霊明殿が開くのは年三回。本日は上がっても良いとのことで近くで拝むことが出来ました。
お焼香などはありませんでしたが、法要もこんなに近くで参列させていただきました。ありがとうございます!!
霊明殿の周囲は大きな銀杏の木があり、お経の声と風で葉が揺れる音が絶妙でしたが動画では外の音は拾えませんでした。これはこの場にいないと分からない感覚ですね。
終了後に奥に祀られている御尊儀も拝ませていただきました。感無量です。
真ん中が鳥羽上皇です。公式ホームページにははっきり写った写真が載っています。
https://www.dainenbutsuji.com/schedule/reimeiden/
どこで法要のことを知ったのか疑問に思われていたようですが、公式ホームページの年間行事で鳥羽上皇忌を知り、事前に一般も見学できるか確認してからお参りしてきました。
寺務所で撮影許可申請書に記入すれば撮影可能でした。
関係者の皆様、本当にありがとうございました。
7月2日が御命日の上皇忌がなぜ7月20日なのかご存知の方には出会えませんでしたが、厳かな雰囲気の法要で良い時間を過ごせたました。
また、霊明殿の装飾は目が血走っているのが印象的でした。